2017年8月19日土曜日
フィンランド、トゥルクの刺殺事件翌日、犯人もまだ特定されていないにも関わらず移民反対デモが行われようとしている
トゥルク(Turku)での殺傷事件が起きた翌日。
まだ、犯人が「外国人風の見た目」との報道しかないにもかかわらず、事件の発生したトゥルクでは移民反対デモが行われようとしています。
このデモはSuomi Ensinの主導者であるマルコ・デ・ヴィットという人物が主導しているものですが、本人はFacebookが使えない(アカウント停止されているため)代理人がイベント主催者になっています。Suomi Ensinはフィンランドのナショナリズムムーブメントで、このブログでも取り上げていますし、ヘルシンキ中心で彼らのテントを見たという人もおられるかもしれません。なおこのナショナリズム団体の主導者であるマルコ・デ・ヴィット自身はオランダ出身の人物・・・。
なお、この移民反対デモに反対するデモもトゥルクで行われるとのこと。そこではマルコ・デ・ヴィットをおちょくる曲が流される予定とのこと。
また、首都ヘルシンキにある国会議事堂前でも移民反対デモが計画されています。
昨日も書きましたが、「外国人風の見た目」であるからと言ってフィンランド人ではないとは限りませんし、逆に「フィンランド人風の見た目」であってもフィンランド人だとは限りません。病院に運ばれた被害者の中には一人は花を買うために現場に来ていたイラク出身の移民、一人はスウェーデン人の観光客もいました。彼らはどちらも犯人を止めようとして刺されています。
被害者にイラク系の人がいるためか、現地のイラク系コミュニティも被害者追悼のために集まるイベントを予定しています。
Source: Facebook
(abcxyz)
2017年6月29日木曜日
ヘルシンキ中央駅広場の反移民・ナショナリスト団体のテントが撤去されてた
ずいぶん前からヘルシンキ中央駅横の「Rautatientori」(中央駅広場、フィンランド国民文学の父ともされるAlexis Kiviの彫刻がある広場)には二つのテントがありました。
Ateneum美術館に近い側には難民によるフィンランドの難民対策の厳しさに対し異議申し立てデモのテントが、そしてAlekis Kiviの彫刻近くには「Suomi Ensin」(英語で言ったら「フィンランド・ファースト」)というナショナリスト団体による反移民抗議テントがあったのです。難民テントはRautatientoriに来る前にはKiasma近代美術館の前にあったものです。この難民によるデモのテントは、難民申請が拒否された人々によるもので、主に審査に異議申し立てをしている期間の拠り所となっているようです。警察に申請して行う正式なデモ扱いなためここで寝ることはできませんが(寝泊まりするとキャンプという扱いになってしまう)、炊き出しなどが行われています。Suomi Ensinのテントもまた、そこでコーヒーを飲んだりしている人がよく見られました。
さて、そんな二つのテントですが、Suomi Ensinのテントは警察により退去命令が出され、今週月曜取り払われることになりました。その理由は、Suomi Ensinの支持者たちにより通りがかった人が襲われる事件が多発したため。YLEがヘルシンキ警察のJari Taponen警部の話として伝えるところによれば、これまでにも通りがかった人がSuomi Ensin支持者たちに暴行を受けたケースがあったものの「週末にかけて抗議者たちが傍観者に暴行を加える事件が3件起きた」とのこと。ほかにも彼らが違法行為をしたことも理由であるとしています。
テント取り払いの現場には警察も見物人や当事者たちとみられる人々が多数いました。また、そこではKari Tapioの「Olen Suomalainen」(私はフィンランド人)という1983年の歌が誰かのスピーカーから流されていました。
動画は
Herrahauntより。
なお、2014年には、移民や難民も含め様々な国にルーツを持つフィンランド人たちを映し出した「Kansalaiset feat. Medborgare」(Kansalaisetはフィンランド語で「国民」の意味、Medborgareはスウェーデン語で同意味)による同曲のカバーも存在します。
動画はKansalaiset Medborgareより。
でも一応書いておくとこの曲はもともとはイタリアの歌手Toto Cutugnoによる「L'italiano」(イタリア人)が原曲です。なのでナショナリスト団体が流していたとすればかなり皮肉ですよね。先のカバー版のおかげもあり曲の持つイメージとしてはもっと多様性を持ったものとなっているので、別の人たちが流していた可能性もありますが。
歌の話はさておき、人通りの多い中央駅横の広場で通りがかりの人を襲うなんて恐ろしい話ですよね。テントが撤去されてよかった。
なお、難民によるデモのテントはまだ広場のAteneum美術館側に存在します。
あと付け加えると、テントがあっても無くても夜のヘルシンキ中央駅はヘルシンキで一番暴力事件が起こりやすい(といっても酔っ払い間の暴力が多いようですが)ところとして知られていますのでご注意ください。
[via YLE]
(abcxyz)
2017年6月12日月曜日
フィンランド政府人種差別的な価値観の党首は許さず。政府解散、再建へ
フィンランド政府与党のPerussuomalaiset(真のフィンランド人党、以下PS)に、人種差別的な発言で知られるJussi Halla-Aho党首が新たに選ばれたことは昨日お伝えしたばかりですが…。これを受けて、Suomen Keskusta(フィンランド中央党、以下Kesk)党首で首相であるJuha Sipiläと、Kansallinen kokoomus(国民連合党、以下Kok)党首で財務大臣のPetteri Orpoは、もう政府にPS党を入れることはできないという合意に達しました。つまり、政府解散です。
Halla-AhoはPS党をより国家主義的で欧州懐疑主義的な方向に導くつもりだと話していました。(YLE)
SipiläとOrpoは共にツイッターで以下のようなツイートをしています。
話し合いが行われた。Kesk/Kok議会グループへの我々の共同提案は:Halla-aho率いるPS党と協力する余地はない。
Keskustelut käyty. Yhteinen esityksemme Kesk./Kok. eduskuntaryhmille: ei edellytyksiä jatkaa yhteistyötä Halla-ahon johtaman PS:n kanssa.
— Juha Sipilä (@juhasipila) 2017年6月12日
Keskustelut käyty. Yhteinen esityksemme Kesk./Kok. eduskuntaryhmille: ei edellytyksiä jatkaa yhteistyötä Halla-ahon johtaman PS:n kanssa.
— Petteri Orpo (@PetteriOrpo) 2017年6月12日
後にHalla-AhoはFacebookにて、現政府は2015年にPS党が政府に入った当時の政府政方針や難民方針に従うべきだなどとSipiläとOrpoとの話し合いで伝えたと述べています。しかし、これに対しSipiläは今よりも厳しい移民方針にすることは不可能だと答えたそう。(追記:難民に対する政府の方針という緩い枠組みの中で、Halla-Ahoはもっと厳しくすべきと言っている。別に元の政府方針が今より厳しいはずだったというわけではなく、あくまでもHalla-Ahoは同じ枠組みの中でもっと厳しくすべきと言っているだけ。 YLE)
PS党を政府から追い出せば国会の議席数の過半数に足りなくなるので、KeskとKokは政府を作り直さなければ法案が通せなくなります。KeskとKokは現在の野党を政府に入れようとするでしょうが、それが無理であれば国会解散し、総選挙となるでしょう。
そこら辺の詳細も前回の投稿に記してありますので今後どうなるか気になる方はどうぞ。
なおRuotsalainen kansanpuolue / Svenska folkpartiet(スウェーデン党、以下RKP)のAnna-Maja Henriksson党首は、既に政府を作り直すなら政府に入る交渉をする準備があると述べています。(YLE)また、Kristillisdemokraatit(キリスト教民主党、以下KD)も交渉準備はあるとのこと。両政党がKesk/Kokに加われば、101/200議席となり過半数は超えますが、RKP、KDどちらの政党も無条件で政府に入るつもりは無いようで、あくまでも交渉の準備があるとのことのよう。
国会解散の権限を持つNiinistö大統領は「ひとまずは現国会で迅速に新政府を」としながらも、総選挙も可能だとしています。(YLE)
[via YLE]
(abcxyz)
2017年6月11日日曜日
フィンランド政府連立与党次期党首は人種差別で知られるHalla-Ahoに。
Perussuomalaiset(真のフィンランド人党、以下PS)の現在の党首Timo Soiniは党首を辞めると意思表明していましたが、次の党首が決まりました。
Sampo Terho(現「ヨーロッパ文化とスポーツ」大臣)とJussi Halla-Aho(46)の間でどちらになるかが注目されていましたが、結局次期党首はJussi Halla-Ahoとなってしまいました。Halla-AhoはEU議会のフィンランド代表議員の一人でもあり、ヘルシンキ市議会議員でもあります。
しかし、多文化性とフィンランドの移民制度を批判していることで知られており、何度も様々なブログ上での発言で訴えられています。例えば:
・移民増加のせいで性犯罪が増えているため、性犯罪の被害者は緑党、左翼党の支持者になるべき。
緑の党の女性議員に訴えられる>警察が起訴するほどのものではないと判断
2009年にはこんな発言も:
・ペドフィリア、泥棒、人の税金で生活するのはイスラム教の遺伝。
警察に起訴され有罪に>「宗教的平和を破壊する罪」で収入に合わせた30日分の罰金として330ユーロの罰金を支払うことに
またHalla-Ahoは逆に、YLEに「人種論博士」と形容されたこと(Halla-Ahoは大学でロシア語専攻、古典教会スラブ語の博士号を持っている。このことと人種差別的なことをかしこまって言うことを揶揄してこう言った)を訴えたりもしています。
思ったことを周りを気にせず口にすることで人気を得た彼は、アメリカ大統領のドナルド・トランプも想起させるものの、落ち着いて賢そうな話し方をする彼はトランプほど馬鹿っぽい雰囲気はありません。内容はトランプ的だが言い方はかしこまっている、と言ったイメージです。
現在の与党は議席の多い順にSuomen Keskusta(フィンランド中央党、以下Kesk)、Kansallinen kokoomus(国民連合党、以下Kok)、PSの三政党で構成されています。
彼が政権の一端を担う真のフィンランド人党の党首となることで、今後大臣の入れ替わりがあると見られており、PS内のより人種差別的な議員が大臣として選出されるのではとみられています。
しかしそうなると、KokもKeskも(特にリベラルな資本主義的政党であるKokは)人種差別は許容しないはずです。こうなると政府内部に亀裂が入るでしょう。
フィンランド国会の議席は200あり、どの政党も議席の半分を占めることは不可能です。そのため現政府は上記三政党で全議席過半数以上の議席を確保していたわけです。一つ前の政府はKOK、Sosialidemokraattinen puolue(フィンランド社会民主党、以下SDP)、Vasemmistoliitto(左翼同盟、以下Vas)、Ruotsalainen kansanpuolue / Svenska folkpartiet(スウェーデン党、以下RKP)、Kristillisdemokraatit(キリスト教民主党、以下KD)、Vihreä liitto(緑の同盟、以下Vihr)の6政党(Vasは途中離脱)で構成されていたためレインボー政府という呼び名(呼び名は政党の色の組み合わせで決まる事が多い)でした。
現在のところ支持調査ではKokが一番人気、KeskとPSの人気は下がっている状態で、もしHalla-Aho新党首が今の政権の合意と異なることをしようとしたり、人種差別的な議員を大臣にすれば内閣解散、KeskとKokは他の党を政府に入れないと議席の過半数を占めることができません。KDとRKPを取り入れることができれば議席数が101人となりますが、議席数がそんなにギリギリだと一人休んだら法案が通らないし、一人でも政府の決断に反対票を投じればやっぱり法案が通らなくなります。
PSはスウェーデン語の義務教育に反対しているため、スウェーデン党RKPはPSが政府を出れば政府に加わる可能性も(RKPはスウェーデン系の人さえ良ければ他の政策についてはどうでもいいと思っていると揶揄されることもしばしある)。しかしキリスト教のKDは、現政府の困窮者からの節約はキリスト教的価値観に合わないとして反発する可能性も持っています。
なお、SDP、Vih、Vasは現政府にかなり反対しているため誘われないだろうし、参加しても参加しないだろうとも見られます。
現政府が最重要と考えるのはSoTe-uudistus(福祉医療改革)。その現行案をどうしても通したいKokとKeskは、Halla-Ahoの言い分を飲む可能性もあるかもしれません。この福祉医療改革は2009年あたりから誰もに望まれていますが、現政府の改革案は今通すために無理やり形にした感があり、専門家にも批判を浴びています。
別の可能性としては、KokとKeskがPSと仲間割れし、政府解散して仲間を探しても見つからず…ということもありえます。そうなければ国会解散となり、選挙がおこなわれるでしょうが、そうなればKeskが政府に入ることは無いでしょうし、Persも入れないでしょう。しかしHalla-Ahoは政治ゲームに興味がある風ではなく、なおかつ交渉力も低いと見られており、そうなったとしてもそれを気にせずに政治を続けるだろうという見方もあります。
ヘルシンキ市長のJan Vapaavuori(Kok)は、「(Kokの)Orpo党首が決める問題ではあるが、Halla-AhoとKokは同じ政府にはいられない」などと発言しています。
また、非常に悪質な某人種差別フォーラムは(あえて名前を書かないのは、ターゲットになれば脅迫やストーキングの恐れもあるため)、これはもともとHalla-Ahoのブログのコメント欄から派生したものだそう。
Wikipedia, YLE [via YLE]
(abcxyz)
Sampo Terho(現「ヨーロッパ文化とスポーツ」大臣)とJussi Halla-Aho(46)の間でどちらになるかが注目されていましたが、結局次期党首はJussi Halla-Ahoとなってしまいました。Halla-AhoはEU議会のフィンランド代表議員の一人でもあり、ヘルシンキ市議会議員でもあります。
しかし、多文化性とフィンランドの移民制度を批判していることで知られており、何度も様々なブログ上での発言で訴えられています。例えば:
・移民増加のせいで性犯罪が増えているため、性犯罪の被害者は緑党、左翼党の支持者になるべき。
緑の党の女性議員に訴えられる>警察が起訴するほどのものではないと判断
2009年にはこんな発言も:
・ペドフィリア、泥棒、人の税金で生活するのはイスラム教の遺伝。
警察に起訴され有罪に>「宗教的平和を破壊する罪」で収入に合わせた30日分の罰金として330ユーロの罰金を支払うことに
またHalla-Ahoは逆に、YLEに「人種論博士」と形容されたこと(Halla-Ahoは大学でロシア語専攻、古典教会スラブ語の博士号を持っている。このことと人種差別的なことをかしこまって言うことを揶揄してこう言った)を訴えたりもしています。
思ったことを周りを気にせず口にすることで人気を得た彼は、アメリカ大統領のドナルド・トランプも想起させるものの、落ち着いて賢そうな話し方をする彼はトランプほど馬鹿っぽい雰囲気はありません。内容はトランプ的だが言い方はかしこまっている、と言ったイメージです。
現在の与党は議席の多い順にSuomen Keskusta(フィンランド中央党、以下Kesk)、Kansallinen kokoomus(国民連合党、以下Kok)、PSの三政党で構成されています。
彼が政権の一端を担う真のフィンランド人党の党首となることで、今後大臣の入れ替わりがあると見られており、PS内のより人種差別的な議員が大臣として選出されるのではとみられています。
しかしそうなると、KokもKeskも(特にリベラルな資本主義的政党であるKokは)人種差別は許容しないはずです。こうなると政府内部に亀裂が入るでしょう。
フィンランド国会の議席は200あり、どの政党も議席の半分を占めることは不可能です。そのため現政府は上記三政党で全議席過半数以上の議席を確保していたわけです。一つ前の政府はKOK、Sosialidemokraattinen puolue(フィンランド社会民主党、以下SDP)、Vasemmistoliitto(左翼同盟、以下Vas)、Ruotsalainen kansanpuolue / Svenska folkpartiet(スウェーデン党、以下RKP)、Kristillisdemokraatit(キリスト教民主党、以下KD)、Vihreä liitto(緑の同盟、以下Vihr)の6政党(Vasは途中離脱)で構成されていたためレインボー政府という呼び名(呼び名は政党の色の組み合わせで決まる事が多い)でした。
現在のところ支持調査ではKokが一番人気、KeskとPSの人気は下がっている状態で、もしHalla-Aho新党首が今の政権の合意と異なることをしようとしたり、人種差別的な議員を大臣にすれば内閣解散、KeskとKokは他の党を政府に入れないと議席の過半数を占めることができません。KDとRKPを取り入れることができれば議席数が101人となりますが、議席数がそんなにギリギリだと一人休んだら法案が通らないし、一人でも政府の決断に反対票を投じればやっぱり法案が通らなくなります。
PSはスウェーデン語の義務教育に反対しているため、スウェーデン党RKPはPSが政府を出れば政府に加わる可能性も(RKPはスウェーデン系の人さえ良ければ他の政策についてはどうでもいいと思っていると揶揄されることもしばしある)。しかしキリスト教のKDは、現政府の困窮者からの節約はキリスト教的価値観に合わないとして反発する可能性も持っています。
なお、SDP、Vih、Vasは現政府にかなり反対しているため誘われないだろうし、参加しても参加しないだろうとも見られます。
現政府が最重要と考えるのはSoTe-uudistus(福祉医療改革)。その現行案をどうしても通したいKokとKeskは、Halla-Ahoの言い分を飲む可能性もあるかもしれません。この福祉医療改革は2009年あたりから誰もに望まれていますが、現政府の改革案は今通すために無理やり形にした感があり、専門家にも批判を浴びています。
別の可能性としては、KokとKeskがPSと仲間割れし、政府解散して仲間を探しても見つからず…ということもありえます。そうなければ国会解散となり、選挙がおこなわれるでしょうが、そうなればKeskが政府に入ることは無いでしょうし、Persも入れないでしょう。しかしHalla-Ahoは政治ゲームに興味がある風ではなく、なおかつ交渉力も低いと見られており、そうなったとしてもそれを気にせずに政治を続けるだろうという見方もあります。
ヘルシンキ市長のJan Vapaavuori(Kok)は、「(Kokの)Orpo党首が決める問題ではあるが、Halla-AhoとKokは同じ政府にはいられない」などと発言しています。
また、非常に悪質な某人種差別フォーラムは(あえて名前を書かないのは、ターゲットになれば脅迫やストーキングの恐れもあるため)、これはもともとHalla-Ahoのブログのコメント欄から派生したものだそう。
Wikipedia, YLE [via YLE]
(abcxyz)
2017年1月15日日曜日
Disney Depicts Japanese Inappropreately フィンランドの『ドナルドダック』コミックで描かれてる日本人が適当すぎる

(下に日本語でも記しています)
Come on, it's 2017 already! And Finnish version of Donald Duck comic "Aku Ankka" has made yet another politically incorrect or rather WWII-era-war-propaganda-type-stereotypical depiction of a Japanese character.
Why is it inappropriate? If it was a comic meant for adult, then I probably didn't complain. But this weekly Aku Ankka comic in Finland is for everyone, but mainly for small children. There are many Finnish people who learned to read Finnish language with the series. Aku Ankka is read by many Finnish people, and of course there are many Asian- and Japanese-Finnish children in Finland, unless you are living in a fairly-tale land made by Perussuomalaiset (Finns Party or True Finns, a political party).
In [Walt Disney Roope-Setä: Saku on pahin](H 90109, Story by: Evert Geradts, Art by: Mau Heymans), the story depicted a strangely named friend of Scrooge McDuck, "Kiwi Kowakaveli"*, from Japan visiting Scrooge. Although he greets Scrooge and Donald "Konnichiwa", a greeting word in Japanese, he then starts to tell "In Japan, we do this and that", and some of these are something I've never heard of as a Japanese person. For example, "In Japan, it is an honor to be infected" (by visiting your business partner's house to greet his wife who is infected by a weird disease called "kirahvi-influenssa", giraffe-flu).
*Kiwi Kowakaveli isn't Japanese name at all, but probably "kivi" (stone), "kova" (hard), "kaveri" (friend, and who doesn't know Japanese often mispronounce R and L), in Finnish.

Also, I don't like that Kiwi is depicted as small eyed glassed figure who has his business suit's both sleeves put together (I've never seen anyone like that in Japan, and trust me, I'm Japanese). What this resembles to me is some WWII propaganda illustrations, but maybe without teeth showing from it's mouth, but then again a duck doesn't have any... But we aren't having the World War II anymore!

(From 1943, instead of counting sheep, let's count how many Japanese soldiers eaten by alligators. Story: Bob Karp, Art: Al Taliaferro)
I know in Donald Duck comics in the 40's has depicted Japanese people as enemies, and these comics has also published as "Aku Ankka Päivästä Päivään 194X", but that's a different thing. That's for collectors, that's for historical values (and even then, some pages were blacked out as "Donald was a bit too passionate about the war"). But this Aku Ankka comic I'm talking about is something you subscribe and arrives to your house weekly, with advertisements of video games and a fruit juice brand, clearly its main readers are children.

(Well, actually not blacked out, but more like white out, whitewashed, hmmm what's the word? On 1942 there was a one-week amount of comic strip cut out from this Donald Duck comic strip collection, and it was removed by its American publisher.)
I also know that sometimes in Aku Ankka, there can be a fictional country that has resemblance to a real country, but with different name and stuff. That's something adults can understand as a satire of the particular country. But I don't see this issue depicting a Japanese character as a satire, it's a false information. For children, who is learning about the world, either from school education, books, TV shows, movies, and comics, those materials meant for children, should be provided with a politically correct information.

For example, on the same issue of Aku Ankka, it explains about the history of the Finnish flag. And in the article, it mentions about the cross-shape the flag has as "cross-shape connects it as a Nordic flag tradition" never mentions about religious aspect (here is a hint, Christianity) of it. So the article avoided mentioning about religion, why? Trying to be more political correct, or religiously-aware? Then why not be real-world-aware? Come on Disney!

またしても。「ドナルドダック」のフィンランド語版コミック『Aku Ankka』に、変な日本人のキャラクターが登場した。日本から来たRoope Ankka(スクルージ・マクダック)の友達、Kiwi Kowakaveliだ。
このKiwi Kowakaveliという名前は、発音すれば「キヴィ・コヴァカヴェリ」といったところ、kivi(石)、kova(硬い)、kaveli(「kaveri」なら「ダチ」とか言った意味。日本人に「r」と「l」の区別がつかないということは世界的にも知られているのでそのせいかも)と分解できる。またフィンランド語で「w」(kaksois-v / ダブル・v)は最近では「v」に置き換えられてきており、あまり使用されていないために古風な印象を受ける。
メガネを掛けてスーツを着た、目の小さいアヒルで、「Konnichiwa」(こんにちは)と挨拶も日本語で行うものの、常に袖を合わせている姿などは日本的ではなく、悪い味方をすれば教科書で読んだ第2次世界対戦当時の風刺画のようだ。出っ歯こそ無いが、アヒルには歯がないので当然か。
「日本では重要なビジネス会議をする際には、相手を家に招き、家族にも会わせないといけない」ということで、RoopeとAku、そしてその場で作り上げた「偽の家族」に会わせるというストーリー。Akuの家に招待し、Akuの妻を紹介することになるが、Iinesに断られたので、仕方なく妻は感染症(キリン・インフルエンザ)に罹い寝ていることにする。しかし「日本では、感染させられるのは誇りだ」と無理に会おうとするのでAkuの甥であるヒューイ・デューイ・ルーイのどれかにかつらをかぶせ、妻のふりをさせることに…
という話なのだが、現代っ子だし親がビジネスパーソンではないので「ビジネス相手と家族ぐるみのミーティング」をするかどうかはなんともコメントできないが、感染症にかかった人物に会うことで「感染させられるのが誇り」なんて聞いたこともない。
昔の新聞に掲載されていたドナルドダックを集めた本などには1940年台のあからさまに「日本が敵」として描かれている物があり、それらも出版されている。しかしそれはあくまでもコレクター向けのもの(それでも中には「ドナルドは戦争に情熱を傾けすぎた」とのことで黒塗りになっている頁もある)。今回話しているのは毎週家まで届く購読するコミックで、そのメインの読者が子供であることは、その中の広告としてでてくるゲームやフルーツジュースの広告からも明確だ。
Aku Ankkaの作中には実際の国によく似ているが違う名前の国などもでてくる。それらは大人に向けた風刺だろう。しかし世界について学ぼうという子供にとって、学校での教育であろうが、本であろうが、テレビ番組であろうが、映画だろうが、コミックであろうが、子供に向けた教材は正しい/ポリティカリー・コレクトな内容であるべきだ。
例えば、Aku Ankkaの同じ号にはフィンランドの国旗のデザインについての解説が歴史を交えて説明されている。その中では旗の十字は「北欧の旗伝統につながる」とだけ書かれており、その宗教的な起源には一切触れられていない(ヒント:キリスト教)。なぜ宗教について触れないのか?ポリティカリー・コレクトで宗教にも配慮したな内容を目指した?ならなぜ現実世界に配慮したものにできないのか?
image by Aku Ankka 164004-17-02 N:o 2 - 11.1.2017, Walt Disney Roope-Setä: Saku on pahin (H 90109)
(abcxyz)
2016年12月2日金曜日
詐欺まがいのヘルシンキ・グッゲンハイム計画は否決。もう世界のどこにもグッゲンハイムは建ちません(最初からそうしろよ)。
こちらの画像はヘルシンキ議会での投票数日前から街中に出没したグッゲンハイムの看板。「なんと美しい。美術館でダメにするなんて」と、現在は駐車場となっている建設予定地を皮肉った広告です。バス停などに出ているこの広告、かなりお金がかかるのにここにこんな広告を出すとは、よっぽど利益が見込めると見ていたのでしょうか。これから投票するという時にこんな広告を出すとはヘルシンキ市民も「まさかここまでやるか…」と感じていたよう。
そんな中、昨晩11月30日夜、ヘルシンキ議会の会議で三度目のヘルシンキ・グッゲンハイム案に対する賛否投票が行われました。
結果は53対32票で否決。めでたく今回のグッゲンハイム案も没となりました。
しかしこの投票前に行われた討論のなかにも面白い意見があったので一部抜粋します。
・真のフィンランド人党の議員の一人、建設予定地の港を指し「港は港だ」
グッゲンハイムに反対、と同時に数年前から港(マーケット広場横)に建っているフィンエアーの観覧車「Finnair Sky Wheel」にも反対している。
・キリスト教民主党の議員一人「これは市民が必要としていないもの」
・左翼同盟Paavo Arhinmäki「人類は長年永久機関を作ろうとしてきたが、何度否決しても新たな案と共に戻ってくるこれはそれかもしれない」
・グッゲンハイム建設賛成派の国民連合党Lasse Männistö「こういう討論の仕方は嫌だ」(そういう議論じゃないだろ…)、すでに提出されている案に賛成か反対かを決める場なのに「こう変更すれば賛成してはいいのでは」と改案を出そうとする
それじゃあ今からやる投票の意味が無いだろこれ、なにを言っているんだ…途中で勝手にグッゲンハイムが承認しない形に計画を変更してこの案を押し通すというのも変なので、もしかしたらグッゲンハイム側からMännistöが何らかの特別な話を持ちかけられているのかも?
・フィンランド社会民主党Pentti Arajärvi(前大統領タルヤ・ハロネンのご主人)勝手にいきなりこの場で物事を変えようとするMännistöに対し「行政のやり方に違反している」
・国民連合党Terhi Koulumies「我々の党のWille Rydman*と同じく反対」
(*ちなみにRydmanは人種差別主義者的発言で知られる)
・フィンランド中央党Laaninen Timo「そもそも賛成してたのにLasseが今言ったことでわからなくなった」
そもそも賛成派だった人だが、賛成派のMännistöの先の発言で心変わりか。
・緑の党議員の一人「最悪の最悪の最悪の場合*、何が起こるというのでしょうか?」、「最初の年は数万人、次の年は1万人しか来なくても、私たちには素敵な建築が残る」
*この部分だけ英語で「Worst worst worst case scenario」
とても熱意のこもった演説。じゃあグッゲンハイムにお金出さずに素敵な建築立てればいいんじゃ…
・左翼同盟Vuorjoki Anna「中身を決める財団委員会はヘルシンキ市から一人の代表、グッゲンハイムからは3人の代表、自分の市の美術館に影響できなくなる。市民をもっと参加させるという方針の真逆だ」
・社会民主党Anttila Maija「ヘルシンキにひとつ国際的な美術館があってもいいと思う」
・社会民主党Sevander Tomi「グッゲンハイムは美術館建設費を払うお金があると言っているが、実際には資本がなく、多くの会社や財団から借金を建てることになっている」
・左翼同盟Vuorjoki Anna(唯一成功しているグッゲンハイム)である「ビルバオのものでさえ現地アーティストにほぼ利益がなかった。ようやく近年になって現地アーティストの作品を買いだした」
・共産党Hakanen Yrjö数々の閉鎖や計画失敗しているグッゲンハイムの例を挙げるも「もし自分で支払うならヘルシンキ市が安く敷地提供する、というならいい」
・真のフィンランド人党Hyttinen Nuutti「海外に行ったら現地料理を食べるか、それともマクドナルドに行くか。フィンランドに海外から来たら現地の美術館に行きたいか、アメリカのフランチャイズ美術館に行きたいか、考えてください。」
そしてこちらが誰がどちらに投じたのかを示す画像です。
image by © Helsingin kaupunki
「JAA」が建設賛成派、「EI」が反対派議員です。ご覧の通り、賛成派の多くは(KOK)国民連合党と(VIHR)緑の同盟の議員となっています(各政党の日本語/フィンランド語表記はこちらで)。多くの反対派議員は、そもそもグッゲンハイムが詳細を明らかにしないままに計画を進めていたことに疑問を呈していました。
Helsingin Sanomatによれば、グッゲンハイム財団のRichard Armstrongはヘルシンキ・グッゲンハイム案が否決されたことに関連してこんなコメントをしています。
反アメリカ的、反帝国主義なレトリックがあったとは存じています。私は反ユダヤ主義についてはほとんど無かったと聞いています。
まるでもっと反ユダヤ主義的なコメントがあってほしかったかのようにも聞こえます。グッゲンハイム建設反対に関しての論点は主に資金、海外のフランチャイズであること、そして現地のアーティストへの影響であり、「ユダヤ人」の「ユ」の字も出てきていません。少なくとも昨日のヘルシンキ議会討論を三分の一見ていた間にはそのような発言は一切出てきていませんし、フィンランドでそのような発言を聞くこともありません。
これはまるで「人種差別カード」*をちらつかせているかのよう。フィンランドは継続戦争当時、ロシア軍から国土を守るためにドイツ軍から武器を供給され、そのかわりにドイツ軍がラップランドまで戦いに来ていました。もしかしたらこれをして「フィンランド―ナチス・ドイツ=反ユダヤ主義」の構図を作ろうとしているのでしょうか。
*(実際の人種差別に対してかどうかは関係なく、「それ、人種差別だ」として自らを人種差別の被害者として相手を人種差別主義者だと非難し、事を自分に有利に動かするために使う切り札)
Richard Armstrongはこれまでにもインタビューの途中で「気に入らない」と部屋を出ようとし(て秘書に連れ戻され)たりと、その奇行でも知られる人物。
なお、Paavo Arhinmäkiの予想が外れて残念ではありますが、Armstrongによれば、もうヘルシンキにグッゲンハイムを建てる計画は出さないほか、もうほかの国にもグッゲンハイム美術館を建てる計画も無いようです。
新しい美術館がどんどん建っていますし、それらから要請があれば作品や展示を貸し出します。例として、中国には新たに大きな美術館地区ができますが、我々は美術館を建てるのではなく、その地域の活動者と協力します。今では多くのフィンランドの美術館と素晴らしい関係を築けていますから、より将来の協力関係もやりやすいでしょう。
などと話しています(多分来年完成予定のアブダビ・グッゲンハイムは除いての話でしょうが)。だったらそもそも適当に他国の血税で採算の取れない美術館建を建てさせるんじゃなくて最初からそうしろよ…とはいえ、この発言を鵜呑みにしているひとは少ないようで、グッゲンハイムはこれからも他国に美術館を建てようとするのではないかとの意見も聞こえます。
ヘルシンキのアーティストからは、「数年前からアート関連の補助金が少なくなっており、これまで出ていた補助金も出なくなった」という声や「文化振興したいならグッゲンハイムに回す額をヘルシンキのアートに回せばいいのに」という声もきかれていました。これまでグッゲンハイム賛成派だった議員は今後どういう政策方針で行くのかも見ものです。
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[via Helsinki Kanava]
(abcxyz)
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