フィンランド語を勉強したくてこのブログに来られる方も多いようですので、今回はフィンランド語を勉強するための本を数冊ご紹介しましょう。どれも私が実際に買って読んだことのあるもので、素晴らしい本ばかりです。でもそれぞれに特徴があるので、自分にあったものをお選びくださいね。
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『フィンランド語が面白いほど身につく本』
旅行者からフィンランド語を学ぼうという方にまで、幅広くおすすめ。
この本には「ABCから旅行会話までマスターできる」という副題が付いている通り、旅行会話に必要な簡単な挨拶や表現などから、フィンランド語の文法までが、時にイラストを交え書かれている本です。もちろんフィンランド語の格変化に関しても書かれています。CDもついており、ちゃんと発音の練習もできます。
CDでは、フィンランド語での発音の前に、日本語でこれからなにが言われるのか教えてくれるので、本文を読まずにCDだけ聞くという使い方もできます。
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『フィンランド語のしくみ』
文法が大嫌いな人にオススメです。
「新書みたいにスラスラ読める!」の売り文句の通り、難しい文法用語などを使わず、フィンランド語のしくみを覚えれる本です。全くのフィンランド語初心者にもオススメです。
この本にもCDが付いているのですが、CDのサイズが8cm(シングル曲とかに用いられる小さいCD。普通のCDは12センチ)なので、プレイヤーによっては再生できないかもしれないので要注意です。また、収録されているのはフィンランド語の音声のみで、小さいCDにめいっぱいフィンランド語を詰め込んだ感じとなっています。なので、本文を読まずにCDを聞く場合、ある程度フィンランド語を勉強してきた人にはいいかもしれませんが、初心者には何が話されているのか、「あれ、今どこ喋ってるの??」なんてことになるかもしれません。
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『フィンランド(絵を見て話せるタビトモ会話)』と『旅の指さし会話帳35フィンランド』
イラストを見ながら単語や会話を覚えよう。コミュニケーションの架け橋にも最適。
私は両方買いました。確かどちらも2冊づつくらい買ったと思います。でも今は持っていないんです。なぜかというと、フィンランドに行った時に、日本に興味を持っているフィンランド人にプレゼントしちゃったからです。
どちらも、イラスト満載で、指差すだけでフィンランド人に言いたいことを伝えることができる優秀な旅行携帯本であると共に、単語を覚えるのにも最適な本です。やっぱり単語だけで書いてあるよりも、イラストと単語が書いてあることで見て覚えることができるのは、言語習得には重要なことです。
基本的な挨拶や物の名前、「トイレはどこですか?」系の文章の他にも、体調を壊した時にどの部分がどう具合が悪い/痛いのか、なども発音ができなくとも指し示して意思を伝えることができるのは大きな事です。
二つの本の違いをあげるとすれば、『フィンランド(絵を見て話せるタビトモ会話)』の方は日本語とフィンランド語の他に、英語でも書いてあるということでしょうか。若い世代のフィンランド人は、その殆どの人が英語を話すことができます。つまり、あなたがフィンランド語を話すことができなくとも、英語だったらコミュニケーションがはかれるということです。フィンランドの文化や、フィンランド特有の物の名前なんかを、いきなりフィンランド語で覚えるのは難しいかもしれませんが、中学高校で勉強したことのある英語でならそう難しくはないでしょう。
あと、これはどちらの本だったのか忘れたのですが、フィンランド人の友達に見せたら「あ、この単語間違ってる」、「この言い回しはもうつかわれないよ」なんていうミスもどちらかの本にはあったようです。でも、それはそれで話しのネタにもなるのでいいかもしれませんね。
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日本から旅行本を持ってくるの、忘れた!という方は、首都ヘルシンキの「Akateeminen Kirjakauppa」(あかてえみねん きルやかうっぱ / 日本語で言うと「アカデミア書店」 グーグルマップで場所をご確認あれ)の2階、言語本コーナーに行けば指さし系の本がおいてあるかもしれません。たまに日本語が話せる店員さんもいたりするので機会があれば足をお運びあれ。店員さんが話せる言語は、人によって違っており、胸の名札に貼ってある国旗シールで何語が話せるのか確認できます。
フィンランド語が面白いほど身につく本。いいっすね。
返信削除この本のあと、真似したようなのがいくつか出たけど、入門には
これが一番かな。続編、中級編出してほしい。
そうですね、入門には最適の一冊だと思います。続編、中上級編も出てほしいですねぇ。
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