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2018年5月29日火曜日

まさかのフィンランド語に観客もびっくり!映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』に出てくるフィンランド語


フィンランドで公開中の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』にはフィンランドの俳優だけではなく、フィンランド語の言葉まで出てきました。スター・ウォーズシリーズとフィンランドの関係にも少し触れてから、フィンランドの観客もびっくりのその言葉をご紹介しましょう。(映画のストーリーのネタバレでは無いのですが、登場するシーンや文脈はあえて伏せて書いています)

スター・ウォーズシリーズとフィンランド


映画『スター・ウォーズ』シリーズには意外と知られていないフィンランドとの繋がりがあるんです。1977年に公開されたシリーズ最初の作品『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』では、最後の最後のヒーローたちにメダルを渡すシーンでレイア姫が身につけている首飾りは、実はフィンランドのLapponiaというブランドのもの。以前はこのブランドの販売店に該当シーンの写真が飾ってあったりもしました。(なおその次の作品である『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場する氷の惑星ホスは、フィンランドではなく、隣国ノルウェーで撮影されている)

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では当時「なんとなくそれっぽく聞こえる外国語」を話すことで人気となったフィンランドのYouTuber、「SAARA」ことSara Forsberg(サラ・フォースバーグ)が作中に登場するエイリアン言語をつくっています。

映画『ハン・ソロ』とフィンランド


また『フォースの覚醒』では、初作からこれまでピーター・メイヒューが演じてきたチューバッカ役をフィンランド出身のバスケット選手Joonas Suotamo(ヨーナス・スオタモ)が演じています。続く『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でもメイヒューとスオタモが二人でチューバッカ役を演じてきましたが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では初めてスオタモだけでチューバッカ役に挑戦。

『ハン・ソロ』のエンドロールでは、主役のハン・ソロを演じたオールデン・エアエンライクに次ぎ、二番目にフィンランド人の名前がスクリーンにデカデカと映し出されたことでフィンランドの観客たちも誇らしげな様子でした。

そしてもう一つ、『ハン・ソロ』でフィンランドの観客たちが驚きの声を上げたシーンがありました。それは、なんと作中にフィンランド語の言葉が出てきたこと!それが「Teräskäsi」です。

「Teräskäsi」!?!?


フィンランド語で「鋼」を意味する「teräs」と、「手/腕」を意味する「käsi」でできた「鋼の腕」という言葉なのですが、実はこれ、コアなスター・ウォーズファンや、コアなゲーマーなら知っているあるゲームから来ているんです。

それは日本でも発売された『スター・ウォーズ マスターズ オブ テラス・カシ』(Star Wars: Masters of Teräs Käsi)。初代PlayStation用の格闘ゲームなんです。



作品は「テラス・カシ」という格闘技のマスターであるアルデン・リンが、銀河皇帝の命を受け反乱軍メンバーを暗殺しようとしているので立ち向かう…というもの。ライトセーバーやブラスターが出てくるとんでもない格闘ゲームなのですが、ゲームとしても面白くありません(笑)。そもそもなぜこのゲームにフィンランド語のタイトルがついたのかは私は残念ながら知りません。

なお、「teräs」に「男」を意味する「mies」をつけて「Teräsmies」とすると…なんと鋼の男(Man of Steel)『スーパーマン』となるんです。ではスター・ウォーズフランチャイズと共にディズニー傘下のマーベル・コミックの『アイアンマン』(英語だとIron Man、「Iron」は「鉄」)は直訳すると「Rautamies」となります。ちなみに「鉄道」だと同じ論理で「rauta」と「道」という意味の「tie」を合わせて「rautatie」。

こんなスター・ウォーズ世界の黒歴史となった作品のタイトルが再度登場するのはシリーズファンへのサービスとして自分は楽しめましたし、フィンランドの観客も唐突にスター・ウォーズの世界でフィンランド語が登場し(フィンランド語字幕でも「Teräskäsi」となっていた)て嬉しい驚きだったことでしょう。



Video: Star Wars: Masters of Teras Kasi - Arcade Mode Luke Skywalker Playthrough PS1 (No Commentary), YouTube - Livershot187

(abcxyz)

2017年10月26日木曜日

『ブレードランナー2049』で話されるフィンランド語はなんて言ってる?

世界で600万人しか話者のいないフィンランド語がハリウッド大作映画で出てくるなんてびっくり!

テレビや映画で活躍するフィンランドの女優、Krista Kosonenが出演する『ブレードランナー2049』。驚いたことにKosonenは作中でフィンランド語を披露しています。一体彼女はなんと言っているんでしょうか?





動画はSonyPicturesJapan
より。

彼女の台詞はネタバレにならないので書き出してしまうと:

Varo, toi jätkä on Blade Runner. Vittu se on vaarallinen, mennään.

日本語に訳すと:

気をつけて、そいつはブレードランナー。そいつクソやばいから行こう。

といった感じです。なお、この「vittu」という言葉は英語で言えば「f*ck」と同じような感じで使われる言葉。元々の意味は「(力のある、強い)女性器」という意味ですが、現代使われる際には汚い意味合いを含んでおり、卑語(フィンランド語で言えばkirosana)としての「女性器」となりますので人前で使わない方がいいでしょう。(とは言え特に若い世代の会話の中では良く耳にしますが)

なお、フィンランドで一足お先に見てきた『ブレードランナー2049』、姉妹ブログでネタバレ無しのレビューを書いていますのでそちらもご覧ください。

また、フィンランド語に興味を持たれた方は、フィンランド語を日本語に空耳して覚えちゃおうという電子書籍、『空耳フィンランド語』もどうぞ:






(abcxyz)

2017年6月30日金曜日

スウェーデンで母語を話すことを禁止された子供たち。映画『サーミの血』が描くのは差別の歴史か、現状か。



スウェーデンでフィンランド語を研究する研究者と活動家によれば、スウェーデンの学校でのフィンランド語の使用が制限されているとのこと。YLEニュースによれば、スウェーデンの新聞Dagens Nyheterに掲載された研究者と活動家らによる論説で、フィンランド語を母語とする生徒たちがフィンランド語で会話することが禁止されたり、フィンランド語話者である学校の先生同士がカフェテリアでフィンランド語を話すことまで禁止されたりしているという現状が批判されています。

スウェーデンでのフィンランド語は2000年から公式少数言語という立場にあり、50以上の都市で要請があれば幼児教育と高齢ケアが保証されています。現在スウェーデンに住むフィンランドにルーツを持つ人は70万人いるとのこと。法律の面ではスウェーデンでもフィンランド語で教育を受けさせることができ、そのためスウェーデンの学校にはフィンランド語を話す教師がいるのです(なお、フィンランドでも同様に移民としてフィンランドに来た人々に対し、同じ言語を母語とする子供が3人以上同じ学校にいれば、その言語を「母語」としての言語の授業を行うことが可能です)。

しかし、フィンランド語での授業を一歩出ると教師も子供たちもフィンランド語で話してはいけないというのは異様ですよね。

スウェーデンのフィンランド人教師たちの組合で行われた調査によれば、フィンランド語教師に対するこういった扱いはスウェーデン全国で起きているそう。また、フィンランド語のメディアでの露出も減らされている傾向があり、例として、図書館でのフィンランド語の本が減らされたり、図書館でフィンランド語話者によるフィンランド語での詩の朗読を行うと言った、他の言語グループでは許されているイベントも拒否される傾向が近年あるよう。

今回の報道以前から職場内でのフィンランド語話者に対してこのような差別を受ける話は聞かれました。この差別の根底には、スウェーデンとフィンランドとの間の歴史が関わっているでしょう。フィンランドは昔はスウェーデン王国の支配下にあり、そのために人の行き来もありましたし、70年代のフィンランドからの移民もあるでしょう。70年代失業率が高かった頃、何万人ものフィンランド人がスウェーデンに渡りました。そうしてスウェーデンに渡ったフィンランド人たちは主に単純労働につき、軽蔑されていました。

しかし、大人同士の職場での差別はさておき、子供が母語でしゃべれないというのはフィンランドからすれば時代遅れの差別です。

フィンランドでの公式少数言語はサーミ語、ロマ語、手話であり、これらの言語を母語として授業を受ける権利があります。また、フィンランドには、スウェーデン語系フィンランド人という、スウェーデン語を母語とする人たちも人口の5%存在し、スウェーデン語はフィンランドの国語となっています(これに関する詳細は『ある日フィンランドで、北極圏に行ってきた。―ラップランドの話とフィンランドから見たスウェーデン』に記しています)。

しかし、現在のスウェーデンで見られるような差別がフィンランドにも無かったかと言えばそうではありません。60年代までフィンランドではサーミ人たちが同じような扱いを受けていました。

サーミ人はノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアにまたがるラップランドに住む、ヨーロッパ唯一の先住民族です。しかし、トナカイの放牧をして暮らす彼らは原始的に見られ、差別されてきました。

昔フィンランドでは、学校でサーミ語をしゃべってはいけなかったのです。ラップランドの人口密度のせいで多くのサーミ人たちは寄宿学校に通っていました。なのでサーミ語が話せるのは家に帰る週末だけ。平日にサーミ語を話せば殴られるような環境で育ち、また学校の外でもサーミ人であるというだけで差別される存在でした。とはいえそれは60年代までの話。今ではサーミ人や文化に対する知識こそ足りていないものの、そこまで明確な差別はされていない状況ですし、国の対策としてサーミ語で基礎教育が学べる学校があります。それでも現在の高齢世代のサーミ人たちはこれがトラウマになり、子供にサーミ語で話してくれなかったり、サーミ語を軽視するといった態度を持つ者もいるようです。

そんな中でスウェーデンの学校で、フィンランド語を母語とする子供たちが母語で友達と会話をすることが許されない、大人が職場で休憩時間中に好きな言語を話すこともできない状況は、時代遅れの差別的な光景にしか見えません。

まあ、日本人だって同じようにアイヌ人を差別し、アイヌ語を殺した訳ですけどね。



というところで投稿を終えるつもりだったのですが、スウェーデン・ノルウェー・デンマーク合作映画『サーミの血』の日本版予告編を目にしたのでこれについても書かないと。

この映画は1930年代、スウェーデン北部に暮らすサーミ人たちの受けてきた差別、そして学校で母語を禁止され、母語を話すことで体罰を受ける様子、そしてサーミであることを隠して生きようとする様子などが予告編では描かれています。この作品を描くアマンダ・シェーネル監督もサーミ系。





動画はUPLINKより。ちなみにこのYouTubeにアップされている予告編はフィンランドからは見ることができないのでeiga.comで見ましょう(なおeiga.comでは「北欧の少数民族サーミ人」とされていますが、間違ってはいないものの、より正しい認識としては「原住民」もしくは、サーミ人も元をたどれば現在の場所まで移動してきたので「先住民」)。

『サーミの血』日本語サイトでは「北欧スウェーデン、知られざる迫害の歴史」などと書かれていますが、果たしてこれは「歴史」なのでしょうか?それとも映画で描かれるような体罰こそ無いにせよ、これはスウェーデンの現状とどう違うのでしょうか?ある意味この映画は現在のスウェーデンにも残る言語/民族の迫害を、歴史を交えて描いた作品とも言えるのかもしれません。



トップ画像はラップランドに行ったときに撮影したサーミ人により放牧されるトナカイたちの写真。詳細は『ある日フィンランドで、北極圏に行ってきた。―ラップランドの話とフィンランドから見たスウェーデン』で読める。





[via YLE]

(abcxyz)

2016年9月30日金曜日

フィンランドの若者向け小説「ルミッキ」三部作がハリウッドで映画化。その前にハリウッド映画化されたのは1954年の…?

サラ・シムッカ(Salla Simukka、だから日本語で書くと「サッラ」だと思うけど…)の若者向け北欧ミステリー、「ルミッキ」(Lumikki)三部作がハリウッドで映画化されるそうです。





因みに英語版は「Snow White」トリロジー。世界48か国で翻訳出版されているという人気のシリーズなので、映画化しても世界中で売れるとの判断でしょうか。話題を先取りしたい方は今のうちに読んでおくといいかも。

なお、これ以前にフィンランドの小説がハリウッドで映画化されたのはミカ・ワルタリ(Mika Waltarin、だから日本語で書くとヴァルタリンだと思うけど…)による「エジプト人」(Sinuhe egyptiläinen)。1954年にハリウッドで映画化され、日本でも翌年の55年に公開されています。監督はハンフリー・ボガート主演「カサブランカ」でアカデミー監督賞を受賞しているマイケル・カーティスです。








(abcxyz)

2015年12月19日土曜日

フィンランドで「フォースの覚醒」観てきたまとめ。フィンランドのお店ももっと盛り上がって~



フィンランドで公開初日に「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を観てきました。その様子や関連記事をギズモードジャパンに書いていますので興味のある方はどうぞ。

・いまいち盛り上がりに欠けるフィンランドで「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」を公開初日に見てきた

記事中にもある通り、映画公開前にはほとんど映画そのもののポスターなどは見られず、HPやサブウェイなどのコラボ企業広告しか目につきませんでした。私はテレビはほとんど見ることがないのでテレビCMはどうか知りませんが、YouTubeでは公開開始数日ほど前からコタクジャパンでTV予告として紹介されているものと同様のものが流れだしたり、こちらの記事で書いたサブウェイのCMが流れたりしていました。

・サンドイッチ屋が遠い銀河系のカンティーナに?サブウェイとスター・ウォーズのコラボCM

なお、記事中には記していませんが、同CMの韓国版では来店するお客さんのうち、ライトセーバーを腰につけているお客さんの性別が逆転しているのも面白いところです。そもそもフィンランドを含む他国版のCMでは女性がライトセーバーを持っているというのも、「フォースの覚醒」が女性が活躍する映画になっているという視点からも興味深くあります。

『スター・ウォーズ』の旧三部作では、レイア姫を除けば女性が活躍するシーンがほとんどなく、しゃべるシーンに至ってはこちらのコタクジャパンの動画記事でお分かりいただけるように映画3本(386分)の中でたったの1分3秒しかありませんでした。

本編ではメインキャラクターであるレイは当然ながら、レイア、キャプテン・ファズマ、マズ・カナタなどの重要な位置を占めるキャラクターに女性が配役されています。それだけではなく、沢山エキストラが登場するシーンなどでもファーストオーダー側、反乱軍側共に性別、人種の多様性が見られました。

『フォースの覚醒』はまた、映画における性差別をチェックするためのテストである「ベクデルテスト」も合格しています。

そんな『フォースの覚醒』で劇中には出てこないものの活躍するフィンランド人女性の記事もギズモードジャパンに書きました。

・「フォースの覚醒」の宇宙人言語を作ったのは、「インチキ外国語」で有名なあの人

YouTubeでなんとなくそれらしく聞こえる「インチキ外国語」の動画で有名となり渡米したフィンランド人、Sara Forsbergさんの『フォースの覚醒』でのお仕事についての記事です。

そして、公開前こそ盛り上がりに欠けたフィンランドですが、公開開始後からは盛り上がりを見せてきています。その理由はもしかしたらフィンランドの「期待しない文化」にあるのではないか、ということで、フィンランド語の言い回し「Pessimisti ei pety」(悲観主義者は失望しない)、「Älä odota niin et pety」(期待しなければがっかりしない)、そして『フォースの覚醒』劇場にコスプレで来た人たちの写真を交え紹介した記事がこちら。

・「フォースの覚醒」公開されてから盛り上がってきたフィンランド、その理由とは

とはいっても日本の盛り上がりようとは比べ物になりません。新三部作を日本で観て、その時の盛り上がりを知る身として何にもましてつらいのは、グッズもオモチャもフィンランドではほとんど見かけないこと。

食料品店で見かけるのは『スター・ウォーズ』のイラストがパッケージに描かれたヨーグルトくらいなもの。R-kioskiにはイギリス製のストームトルーパーの形をしたチョコレートが置いてありましたが、その程度です。なお、イースターの時には『スター・ウォーズ』のチョコエッグが売られていましたが、そういった「おまけ/オモチャ付き」の『フォースの覚醒』関連商品は私が知る限りは売られていません。あまり物質主義ではない子育てという面ではいいことかもしれませんが、私のようなファンにとっては残念なところ。

オモチャに関しても種類の少なさと値段の高さ(これは物価によるものなのでどうしようもありませんが)は残念な感じです。10月末にトイザらスを訪れたときには、まあまあ数はあったものの、ハズブロかレゴの商品しか置いておらず。オモチャ屋さんであるBR-Lelutにも『スター・ウォーズ』のオモチャは置いてあるにはあるのですが、量もバリエーションも少なくかったです。子供のために『スター・ウォーズ』のオモチャを探しに来た親の姿はまま見かけるのですが、需要があるのに商売っ気はないのかな、と感じずにはいられませんでした。

Kamppi近くにあるHobbyPointではドイツのプラモデル会社Revellの巨大なミレニアム・ファルコン号モデルキットがショーウインドーに展示されていましたが、公開翌日に訪れると「『スター・ウォーズ』モノはもう全部売り切れちゃった」と言われました。ただ店舗によってはCitymarketなどでのRevell製のプラモデルがまだ販売されているところがあるようなのでクリスマスプレゼントに『スター・ウォーズ』モノが買いたい方は要チェックです。

同じスケールのものかわからないけどこんなの:




また、私が訪れた中でも一番豊富に『スター・ウォーズ』グッズを扱っていたのはなんと電気屋さんであるVerkkokauppaでした。TyynenmerenkatuにあるVerkkokauppaでは、他の店で扱っていない商品が多数そろっているほか、Hasbroのブラックシリーズフィギア(現在のベーシックフィギアやデラックスフィギアは肘膝関節が曲げられない80年代に先祖返りしたようなフィギアばかりだが、ブラックシリーズのものは作りも細かく関節も多いためポーズをとって遊べる)の価格はトイザらスよりも10ユーロ安く販売されていました。




なおVerkkokauppaには巨大なAT-ATもありました!

ちなみに、ベーシックフィギアはこんなの。フィンランドではこれでも15ユーロくらい:



こちらがブラックシリーズ。どちらも日本で買った方が断然安いです:



なお、ブラックシリーズは『フォースの覚醒』以前のフィギアは20ユーロほどで販売されていましたが、『フォースの覚醒』からはトイザらスでの価格が一体40ユーロ(約5300円、Verkkokauppaでは確か29ユーロ/3800円)と倍の値段になっています。やはり昨年末ごろから『アベンジャーズ』や『アイアンマン』などのオモチャも同様に、関節の数が少なくなったり、質が低下して価格が上がるなどの現象が起きています。(そのことについては「『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』の2.5インチフィギアシリーズを買ってしまった。なんだこりゃっっ」に記しています。)

まとまりがまったくないけど、以上です(笑)。


(abcxyz)

2015年4月5日日曜日

laputa 天空の城「ラピュタ」はフィンランド語では別の意味に?

laputa (らぷた) ― 天空の城「ラピュタ」 じゃなくて 「違法駐車の罰金を車のワイパーに挟む行為の命令形





ジブリ映画『天空の城ラピュタ』(フィンランド語のタイトル『Laputa – linna taivaalla』)に出てくる「ラピュタ」の作中のスペルは「Laputa」となっており、フィンランド語版でもそのままの表記ですが、フィンランド語での「laputa」には別の意味があります。

・車の違法駐車を取り締まるために罰金の紙をワイパーのところに挟む行為「laputtaa」の命令形
・メモをとる行為「laputtaa」の命令形
・「alahan laputtaa」で「あっちに行け」

などと言った意味となっています。

2015年3月23日月曜日

フィンランドの変な映画タイトルたち:『007 ロシアより愛をこめて』のフィンランド版タイトルには「ロシア」がない!?

ジェームズ・ボンドが活躍するイギリス映画『007』シリーズはフィンランドでも人気。毎年のようにシリーズの殆どの作品がテレビで放映されています。そんな中でも『007 ロシアより愛をこめて』は国際的な関係もあってか、そのフィンランド版のタイトルに「ロシア」と一文字も入っていません。その名も…

「Salainen agentti 007 Istanbulissa」

(秘密エージェント007 inイスタンブール / Secret Agent 007 in Istanbul)





まあ確かに舞台はロシアではないし、「ロシアより愛をこめて」というタイトルも本作のボンド・ガールがロシアから来ているというだけで、話の前半はイスタンブールで展開するし、納得出来ないこともないですけど。それに隣国ロシアをタイトルにつけるよりはトルコのイスタンブールをつけたほうがエキゾチックですしね。

また、『007 リビング・デイライツ』(The Living Daylights)のフィンランド語版タイトルは「007 vaaran vyöhykkeellä」、「007in危険ゾーン」なんてタイトルです。

映画のフィンランド語版でタイトルが変わることはよくあるようで、「フィンランド語版の映画タイトルを英語に訳してみた」というこんな動画も。





一部拾ってみると:

『ゴーストバスターズ』 「ゴースト・ギャング」Haamujengi

『裏切りのサーカス』「司祭、カントル、百姓、スパイ」Pappi lukkari talonpoika vakooja
(原題は『Tinker, Tailor, Soldier, Spy』 鋳掛け屋、仕立屋、兵士、スパイ)

『ボーン・アイデンティティー』シリーズの「ボーン」部分が「メデューサの / Meduusan」

『トータル・リコール』 「トータル・リコール:忘れるか死ぬか」Total Recall: Total Recall - unohda tai kuole

『ジョーズ』 「殺人鮫」Tappajahai

『悪魔の棲む家』 「頼むから逃げろ!」Luojan tähden, paetkaa!
原題『The Amityville Horror』

『沈黙の戦艦』 「海上ハイジャック」Kaappaus merellä
原題『Under Siege』

『暴走特急』 「線路上のハイジャック」Kaappaus raiteilla
原題『Under Siege 2: Dark Territory』。スティーブン・セガールものの映画はこれ以降日本では「沈黙の~」というタイトルで知られるのだが、この作品は『沈黙の戦艦』の正式な続編なのにも関わらず日本版は『暴走特急』なんてタイトルに。

『ダイ・ハード』 「ダイ・ハード:俺の屍を越えてゆけ」Die Hard - vain kuolleen ruumiini yli

『ショーシャンクの空に』 「リタ・ヘイワース 脱出への鍵」Rita Hayworth - avain pakoon
原題『The Shawshank Redemption』

『フライング・ハイ』 「ヘイ、俺たち飛んでるぜ!」Hei, me lennetään!
『Airplane!』 デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハムズ監督脚本

『スパイナル・タップ』 「ヘイ俺たちロックしてるぜ!」Hei me rokataan!
クリストファー・ゲスト監督

『みんなのうた』 「ヘイ俺たちフォークしてるぜ」Hei me folkataan
『A Mighty Wind』クリストファー・ゲスト監督

『Fear of a Black Hat』 「ヘイ俺たちラップしてるぜ」N.M.H. hei me räpätään
日本未公開ラップコメディ映画

『ケンタッキー・フライド・ムービー』 「ヘイ俺たち笑ってるぜ」Hei me nauretaan
デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハムズ脚本

『エイリアン』 「エイリアン - 8人目の乗員」Alien - kahdeksas matkustaja

日本でも『The Mummy』が『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』だったり、『Final Destination 2』が『デッドコースター』だったりと似たような例はたくさんありますし、関連性のない映画に他作品と似たようなタイトルをつけて観客を釣ろうとしてみたりとか(『サスペリア』とは話のつながりもないしそもそもそれよりも前に制作された『サスペリアPART2』とか)もまかり通っているので、海外映画のタイトルのローカライゼーションとしては日本もフィンランドもそう変わりないかもしれませんね。

(abcxyz)

2014年10月12日日曜日

70年台にシュワちゃんはフィンランドのデパートでビタミン剤の販売員をしていた!




フィンランドを訪れる「シュワちゃん」ことアーノルド・シュワルツェネッガーさんに来店してもらおうと爆発満載の動画を公開していたミリタリーショップのVarustelekaですが、結局そのお店を訪れたという話は聞こえてこず。結局Helsingin Sanomatによれば、シュワちゃんがフィンランドを訪れたのは「どうやって成功するか」なんていうビジネス講座のためだったよう。シュワちゃんによれば、成功のためには5つのポイントがあるようで:

・夢を持て
・大きく考えろ
・シニカルな人の話を聞くな
・いっぱい働け
・もらうだけじゃなく周りの人にあげろ

だそう。この講座には沢山の人が来たようです。

どうやらシュワちゃんが最初にフィンランドに来たのは1971年。シュワちゃんはヘルシンキのデパート、Stockmanでビタミン剤を販売していたそうです。当時のフィンランドにはシュワちゃんほど鍛えて筋肉をつけていた人はなかなか居なかったようで、シュワちゃんのでっかい筋肉に驚いていたそうですよ。

[via Helsingin Sanomal 10. Lokakuu 2014]

(abcxyz)

2014年10月7日火曜日

フィンランドのミリタリーショップがシュワちゃんを来店させようと頑張ってる!

フィンランドの首都ヘルシンキにある、ヨーロッパ最大のミリタリーサープラスショップVarusteleka。店内には昔の戦争から現代の軍隊まで、実際に使われた衣類を始めとする軍用品がところ狭しと並ぶお店です。

今月、『ターミネーター』などでお馴染みのアメリカの俳優、アーノルド・シュワルツェネッガーがフィンランドを訪れるのに合わせ、シュワちゃんをVarustelekaに来店させようとお店が動画を作っています。そのことについてKotaku Japanで「フィンランドの軍隊ショップが火薬満載動画でシュワちゃんにラブコール」として記事にしましたのでどうぞ。

2012年11月22日木曜日

フィンランドのメタル・バンドNightwishが映画を作った。携帯MAD動画のアノ俳優も出演

姉妹ブログ『ヨーロッパの主にダンス系音楽ブログ』に、フィンランドのシンフォニック・メタル・バンド、Nightwishの映画の記事を掲載しました:「Nightwish(フィンランド)の映画『Imaginaerum』明日公開、『アラン・ウェイク』も出演

フィンランド生まれのゲーム『アラン・ウェイク』(Alan Wake)の主役としてゲーマーにはお馴染み、当ブログでは「フィンランドの携帯会社CMがちょっと『音MAD』入ってる」の記事でご紹介したIlkka Villiさんも出演されています。フィンランドでは明日から公開とのことですが、果たして日本での公開は叶うでしょうか?

2012年9月1日土曜日

フィンランドから生まれた政治風刺SFコメディー『Iron Sky』(アイアン・スカイ)レビューを掲載しました。

姉妹ブログ『ヨーロッパのダンス系音楽ブログ』に、フィンランド・ドイツ・オーストラリア映画『Iron Sky』(アイアン・スカイ)のレビューを掲載しました。監督も、コアとなる制作陣もフィンランドのカルトSF映画『Star Wreck: In the Pirkinning』を作った人たちで、ハチャメチャながらも政治風刺色の濃いコメディー映画となっています。日本では9月28日から公開されるこの映画、内容が「ナチが月の裏側から攻めてくる!」といったものなので、観に行こうかどうしようか悩んでいる方もおられるはず、是非レビューをお読みになって参考にして下さい。

レビューはこちらからどうぞ: 『ヨーロッパのダンス系音楽ブログ』 スペース・ナチがやってくる!フィンランドで『Iron Sky』(アイアン・スカイ)を観た。