『ある日フィンランドで、夏至祭と無関心
―移ろいゆくメニューと季節、助けを求める人々―』
フィンランド在住の著者が日常生活を一人の日本人の視点から描いたエッセイシリーズ第4弾。
本書の内容
ようやくやってきた夏。日の最も長くなる夏至祭をタンペレで友達と過ごした話や、夏の嵐を中心に、日々の生活の中で感じた出来事を写真を交えて綴る。ムーミン・カフェに行った話、フィンランドで起きた事件、フィンランド・ロマや東ヨーロッパのロマの人々について、オープンダイアローグや、アメリカとは価値観の違う北欧のライブロールプレイング(LARP)の話なども記した。
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もくじ
6月末、Juhannus、夏至祭を前に
6月23日 夏至祭イブと不謹慎な賭け
タンペレで祝う夏至祭イブ
溺死者のビンゴ
クルージング
夕食はスパイシーに
6月24日 今年の夏至祭の溺死者の数
7月29日 赤いジャガーひき逃げ事件
オープン・ダイアローグ
8月3日 行楽地Kuusijärvi
8月4日 ムーミン・カフェ
8月13日 夏の嵐と5日間家に帰れない若者
嵐の前の晴天
移ろいゆくメニューと季節
アメリカ人に理解されない北欧LARP
家に帰れない若者
8月15日 嵐の後のランチビュッフェ
8月17日 続・移ろいゆくメニュー
8月18日 ロマの女
ロマたち
フィンランド・ロマたち
フィンランドで見る外国からのロマ達
フィンランドでビッグイシューを売るのは主にロマ
カロリーメイト
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(23627文字)
『ある日フィンランドで』シリーズとは
日本では、男女平等、高い教育レベル、福祉社会、デザインなどの面で注目されているフィンランドだが、日々の生活はどんなものなのか?実際に住んでみるとどんな国なのか?日本での報道では目にすることのできない、本当のフィンランドの一側面を描く、2010年に始まったシリーズ。
(abcxyz)