PilttiはSuomen Nestlé Oy(ネスレ・フィンランド、Nestlé / ネスレ自体はスイスに本社を持つ多国籍企業)の製造会社で、ガラス瓶入りベビーフードなどをTurkuの工場で作っています。子供向けに栄養などを考慮した瓶詰め食品を作っており、今回紹介するのはそのひとつ。「Piltti Mangoa 125g」、マンゴー味のものです。
フィンランドの国旗のついた鍵型のマークは「Avainlippu」(avain = key / 鍵, lippu = flag / 旗)と呼ばれるフィンランド国内で製造された商品や、提供されているサービスに着けられるものです。Suomalaisen työn liitto(The Association for Finnish Work / フィンランド労働協会?)によれば、例えば製品などの場合、モノに拠ってもこの鍵マーク認定の基準が異なるようですが、なにか物を作る際に全ての材料をフィンランドで手に入れるということは難しいことも有り、最低でも製品にかかるコストの50%以上はフィンランド国内の素材を使っていないといけないそうです。平均的には80%以上がフィンランド国内の素材なんだそうです。
Pilttiの瓶詰め食品は可能な限りフィンランド国内産の食材を利用しており、海外から輸入する食材も防腐剤などは使わず、冷凍や低温殺菌をしているようです。またPilttiの製品自体にも防腐剤や着色料は使用していないそうです。
瓶に「4 kk」(4 months / 4ヶ月)と書いてあるので、4ヶ月の赤ちゃん用です。瓶は密閉されており、開けると蓋がペコリと音を出す、日本でもおなじみのもの。
ピューレ状なので、パンに塗ってみました。ほのかな甘みがあり、美味しいです。気になるお値段は…?
0.34ユーロ、現在の日本円換算で約45円でした。(1ユーロ約133円)
またPilttiの製品では、フルーツだけではなく、肉や魚の入った製品も出ていますが(近いうちに紹介します)、塩は1歳未満用の製品には使用されておらず、1~3歳向けのものにも0.2%しか使用されていないません。味付けは大人が食べると物足りなく感じるものもあるかもしれません。健康志向のフィンランドの知り合いの中には、健康的だし、体に害のあるものは入っていないし、それに価格も手頃だからと、同社の製品をしょっちゅう買っている人もままみられます。
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