フィンエアー/フィンランド航空で旅をされる方に、座席備え付きのイヤホンを簡単に改良してノイズ軽減イヤホンにする方法をご紹介しましょう!
必要なのはガムだけ。そう、ガムがあれば簡単に機内の使い捨てイヤホンを改良できちゃうんです。詳しくは姉妹ブログ「Thanx Palm」の投稿「機内のインイヤーイヤホンを手軽に、座席に座ったままで改良しよう:フィンエアーの場合」で!
2014年2月12日水曜日
2014年2月4日火曜日
げげっ!シェンゲン協定の改正を知らずにフィンランドに来てしまった!フィンランド内務省にどうしたものかと訊いてみた。
旅行者には便利な協定「シェンゲン協定」が2013年10月18日から変更されています。これまで『「最初の入国日から180日間」を区切りに、その中の「最大90日間」滞在できる』というルール*でした。
*この認識も国によりマチマチだったようで「6ヶ月の期間内で最大3ヶ月」とかいう認識の場所もあったよう。2010年のアイスランドの火山の噴火で帰りの便がキャンセルされ、危うく数日のオーバーステイ/超過滞在をしそうになった(実際にはギリギリ90日で飛行機の運行が再開されたためオーバーステイはしていない)も「火山の影響とか無くても数日くらいの超過は別に大丈夫よ。今回は火山だからあなたのせいじゃないので問題ないだろうし。」なんて空港職員に言われたことも…
ですが2013年10月18日より改正され、「あらゆる180日間の期間内で最大90日間の滞在」に変わりました。日本の外務省にも記されていますが、改正は10月18日ですが、これに関する事前通告(?)は7月17日にはなされています。
私がこれを知ったのは今回の渡フィンで飛行機のチェックインをする時でした。フィンエアーのチェックインカウンターの職員の方に「シェンゲン協定が改正されていますが、大丈夫でしょうか」と言われその変更を知りました。
私の前回のフィンランド滞在は2013年9月8日から11月6日まで(60日間)です。そして今回の滞在は2014年2月2日から5月1日まで(89日間)を予定して往復航空券もアパートも借りちゃっていました。
もし「あらゆる180日間」を「滞在初日から」と考えれば、2月2日から180日遡る2013年の8月7日となります。そしてそこから今回の滞在の最終日までを含めると、今回の滞在はオーバーステイとなってしまいます。(*ただ、後で説明しますがこの認識は正しくはありません)
こういう事?…では実はありません。
でもシェンゲン協定が改正されたのが2013年10月18日なので、そこから考えてみると:
改正の10月18日~帰国の途についた11月6日までで20日間、そうするとあと70日の滞在が可能となるので、2月2日に入国したから4月12日が90日目となります。となるとそれ以降5月1日までの滞在はオーバーステイに…(*この認識も正しくはありません)
こういう事?…でもありません
どうしたものかとフィンランド外務省(Ministry for Foreign Affairs)のビザ関連のメールアドレスにメールしたところ、フィンランド内務省(Ministry of the Interior)からメールが返ってきました。
それによれば:
「looking backwards at each day of the stay (be it at the entry or at the day of an actual check), into the last 180-day period, in order to verify if the 90 days / 180-day requirement continues to be fulfilled.」とのことなので、滞在する日その日その日で180日振り返って、その間で90日を超過しなければいい(シェンゲンエリアに出入国するし滞在日数がチェックされる時点で)とのことでした。つまり、滞在する日から逆算して180日間の内90日以内の滞在なら問題無いとのこと。
なので私の場合は、今回の滞在最終日である5月1日で計算すると(内務省の人による後述のシェンゲン計算機による計算):
(*日付は日/月/年で表示されている)
ということで3日間のオーバーステイに。そうなれば違反金が課せられるかも、とのこと。ただ、これは「この期間内ずっとフィンランドに滞在すれば」3日のオーバーステイになるということです。そして、(これは前から知っていたけど)シェンゲンエリア以外、例えばEU加盟国だけれどもシェンゲン協定に加盟していない国への滞在はカウントされないとのこと。ここで挙げられているのは「ブルガリア、クロアチア、アイルランド、ルーマニア、キプロス、そしてイギリス」です。
わかりにくい図で申し訳ないけどこういう事:
今回のシェンゲンエリア入国時点である2月2日から過去にさかのぼった180日である8月7日までの間の滞在は60日>問題なし
今回の滞在で3月1日まで滞在した時点では、180日さかのぼった9月3日まで見ても、9月8日から11月6日までの60日の滞在と、2月1日から3月1日時点までの滞在日数28日を足しても88日>問題なし
4月1日時点では合計93日になるので>3日オーバーステイ!
5月1日の時点でも合計93日になっているのでやっぱり>3日オーバーステイ!
私の場合これはつまり、3月末までに上記のシェンゲンエリア外の国に3日以上滞在すれば、シェンゲン協定加盟国への滞在日数がその日数分差し引かれることになり、オーバーステイにならないということです。
なお、シェンゲン協定加盟国への滞在日数の計算は(あまりユーザーフレンドリーではない)「シェンゲン計算機」が欧州委員会ウェブサイトにあるのでそちらを使われるといいかも。
ただ、シェンゲン協定の内容や定義もまたいつ変わるともしれませんので、このブログを鵜呑みにせずに、私みたいなミスもしないように、皆さん各自でちゃんと調べてから旅券を買いましょうね!
*この認識も国によりマチマチだったようで「6ヶ月の期間内で最大3ヶ月」とかいう認識の場所もあったよう。2010年のアイスランドの火山の噴火で帰りの便がキャンセルされ、危うく数日のオーバーステイ/超過滞在をしそうになった(実際にはギリギリ90日で飛行機の運行が再開されたためオーバーステイはしていない)も「火山の影響とか無くても数日くらいの超過は別に大丈夫よ。今回は火山だからあなたのせいじゃないので問題ないだろうし。」なんて空港職員に言われたことも…
ですが2013年10月18日より改正され、「あらゆる180日間の期間内で最大90日間の滞在」に変わりました。日本の外務省にも記されていますが、改正は10月18日ですが、これに関する事前通告(?)は7月17日にはなされています。
私がこれを知ったのは今回の渡フィンで飛行機のチェックインをする時でした。フィンエアーのチェックインカウンターの職員の方に「シェンゲン協定が改正されていますが、大丈夫でしょうか」と言われその変更を知りました。
私の前回のフィンランド滞在は2013年9月8日から11月6日まで(60日間)です。そして今回の滞在は2014年2月2日から5月1日まで(89日間)を予定して往復航空券もアパートも借りちゃっていました。
もし「あらゆる180日間」を「滞在初日から」と考えれば、2月2日から180日遡る2013年の8月7日となります。そしてそこから今回の滞在の最終日までを含めると、今回の滞在はオーバーステイとなってしまいます。(*ただ、後で説明しますがこの認識は正しくはありません)
こういう事?…では実はありません。
でもシェンゲン協定が改正されたのが2013年10月18日なので、そこから考えてみると:
改正の10月18日~帰国の途についた11月6日までで20日間、そうするとあと70日の滞在が可能となるので、2月2日に入国したから4月12日が90日目となります。となるとそれ以降5月1日までの滞在はオーバーステイに…(*この認識も正しくはありません)
こういう事?…でもありません
どうしたものかとフィンランド外務省(Ministry for Foreign Affairs)のビザ関連のメールアドレスにメールしたところ、フィンランド内務省(Ministry of the Interior)からメールが返ってきました。
それによれば:
In accordance with Regulation (EC) No 610/2013 of the European Parliament and of the Council, the calculation of short stays of third country nationals in the Schengen Area. A short stay is defined as a stay in the Schengen Area not exceeding 90 days in any 180 days period. The 180-day period preceding each day of stay will be taken into account in the calculation. The notion of "any", implies the application of a "moving" 180-day reference period, looking backwards at each day of the stay (be it at the entry or at the day of an actual check), into the last 180-day period, in order to verify if the 90 days / 180-day requirement continues to be fulfilled.
「looking backwards at each day of the stay (be it at the entry or at the day of an actual check), into the last 180-day period, in order to verify if the 90 days / 180-day requirement continues to be fulfilled.」とのことなので、滞在する日その日その日で180日振り返って、その間で90日を超過しなければいい(シェンゲンエリアに出入国するし滞在日数がチェックされる時点で)とのことでした。つまり、滞在する日から逆算して180日間の内90日以内の滞在なら問題無いとのこと。
なので私の場合は、今回の滞在最終日である5月1日で計算すると(内務省の人による後述のシェンゲン計算機による計算):
(*日付は日/月/年で表示されている)
Days of stay in the 180-days period 03/11/13 to 01/05/14: 93 day(s)
Overstay in the period from 27/04/14 to 01/05/14 (3 days)
With the dates indicated, on the 1st of May you will have exceeded your visa-free stay with 5 days. In such a case a fine may be imposed when you leave Finland. A stay outside the Schengen Area, for example in such EU Member States that do not fully apply the Schengen Code, will also not be regarded as a short stay in the Schengen area. At present, such Member States include Bulgaria, Croatia, Ireland, Romania, Cyprus and the United Kingdom.
ということで3日間のオーバーステイに。そうなれば違反金が課せられるかも、とのこと。ただ、これは「この期間内ずっとフィンランドに滞在すれば」3日のオーバーステイになるということです。そして、(これは前から知っていたけど)シェンゲンエリア以外、例えばEU加盟国だけれどもシェンゲン協定に加盟していない国への滞在はカウントされないとのこと。ここで挙げられているのは「ブルガリア、クロアチア、アイルランド、ルーマニア、キプロス、そしてイギリス」です。
わかりにくい図で申し訳ないけどこういう事:
今回のシェンゲンエリア入国時点である2月2日から過去にさかのぼった180日である8月7日までの間の滞在は60日>問題なし
今回の滞在で3月1日まで滞在した時点では、180日さかのぼった9月3日まで見ても、9月8日から11月6日までの60日の滞在と、2月1日から3月1日時点までの滞在日数28日を足しても88日>問題なし
4月1日時点では合計93日になるので>3日オーバーステイ!
5月1日の時点でも合計93日になっているのでやっぱり>3日オーバーステイ!
私の場合これはつまり、3月末までに上記のシェンゲンエリア外の国に3日以上滞在すれば、シェンゲン協定加盟国への滞在日数がその日数分差し引かれることになり、オーバーステイにならないということです。
なお、シェンゲン協定加盟国への滞在日数の計算は(あまりユーザーフレンドリーではない)「シェンゲン計算機」が欧州委員会ウェブサイトにあるのでそちらを使われるといいかも。
ただ、シェンゲン協定の内容や定義もまたいつ変わるともしれませんので、このブログを鵜呑みにせずに、私みたいなミスもしないように、皆さん各自でちゃんと調べてから旅券を買いましょうね!
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