2017年7月28日金曜日

最新版第2版:電子書籍「空耳フィンランド語!: ~空耳で覚えるフィンランド語辞書~」改訂増補版情報



このページはAmazonで販売中の「空耳フィンランド語!: ~空耳で覚えるフィンランド語辞書~」の改訂増補版情報を掲載するページです。





本書はこれからも「空耳フィンランド語」を様々に集め、掲載単語数を増補していくつもりです。既に本電子書籍を購入の方は無料で改訂増補版にアップデートできるようになっています。改訂版出版の際には、本書のAmazon商品ページと、当ブログ『空耳フィンランド語』(http://soramimifinland.blogspot.com)で通知します。

また、改訂増補版の更新履歴は現在ご覧のこのページ(http://soramimifinland.blogspot.com/2017/07/soramimiupdate.html)に記載していきます。



改訂増補版への更新について

残念なことに、Amazonのシステムでは改訂版を自動的に通知したり、自動で書籍を更新したりすることは無いようです。更新の際にはお手数ですが、以下の方法によりAmazonへ本書を更新したいとご連絡ください。(簡単に電子書籍を更新出来ないことの理由には、更新する際にそれまでその書籍につけられていたメモやハイライトブックマークなどが消えてしまうと言う理由もあるようです。)



image: Amazon


Amazonカスタマーサポートより「お問い合わせの種類を選択してください」から「デジタルサービス」を選択。お問い合わせ内容を「Kindle本について」、詳細内容を「購入したコンテンツをダウンロードできない」に選択。その下に表記されている内容をよくお読みいただき、電話、チャット、メールにてAmazonに問い合わせます。

参考までに、メールでの問い合わせの場合、このような表示になります:




image: Amazon

ここで詳細記入欄に、ご購入いただいた本書籍の注文番号を記入いただき送信、暫くするとAmazonカスタマーサポートから最新版が送られてくるはずです。




第2版更新情報:

39の項目を新たに追加すると共に、例文や説明、画像を付け足しました。


(abcxyz)

2017年7月10日月曜日

二重課税回避条約関連の書類を提出する方法(記入例付き):フィンランドの場合



*これはあくまでも私の場合ですし、私が考える制度の理解をそのまま記しています。なので勘違いしている部分も多々あると思いますので、ご自分で同様の届け出をする際にはよく調べ、関連する機関などに問い合わせしてから行いましょう。*

フィンランドと日本の間には二重課税の回避および脱税防止のための条約が結ばれています。私はフィンランドに住んでいますが、フリーランスとして日本の会社に報酬をもらっています。居住地がフィンランドなのでフィンランド政府に税金を払います。

日本では、日本に住所がある場合、所得税が源泉徴収されます。日本に住んでいる場合は便利なのですが、フィンランドに住所がある場合、フィンランドに所得税を納めなければいけません。何もしない場合、日本でも所得税を納めて、フィンランドでも所得税を納めないといけない、二重課税状態になってしまいます。

しかし幸いなことに、フィンランドと日本の間には二重課税を防ぐための条約が存在し、書類を提出すれば日本側で源泉徴収されなくなります。




まず、日本に住所が無い状態=非居住者ではなければいけません。住所のある市で移転届けを出しましょう。これを行うと、国民健康保険には入れない状態になり(日本に住所を戻せば入れるようになる)、国民年金は選択式になります。そして市民税は払わなくても良くなる・・・はずなのですが、どうやら制度上、1月1日以降に住所を抜いた場合は、その年内分の税は払わないといけないようです。(でもそうすると、二重課税となるので、あとでフィンランド税務局にこれこれしかじかでこの年この額の住民税を日本に払った、と証明することで還付があるかもしれません)

参考:国税庁 No.2885 非居住者等に対する源泉徴収のしくみ


その上で、日本であなたにお金を払っている会社に書類を提出しなければいけません。

参考:国税庁 源泉所得税(租税条約等)関係

私の場合は「租税条約に関する届出」という書類を準備しました。

参考:[手続名]租税条約に関する届出(自由職業者・芸能人・運動家・短期滞在者の報酬・給与に対する所得税及び復興特別所得税の免除)

でもこの書類を送る前に、現地の日本大使館で、現地に在住するという証明書「在留証明」を発行してもらわなければいけません。これには、申請書の他、パスポートなどの写真付き身分証明書、そして現在の住所に住んでいることの裏付けとなるような書類(例えば公的機関がこの住所宛に発行した手紙とか)が必要となります。

参考:在フィンランド日本大使館:在留証明

そして「租税条約に関する届出書」に記入し、会社用にコピーも作成して提出しました。

あくまでも私の場合は、になりますが、「租税条約に関する届出書」では私は以下のように記入しています:

・「個人番号(有する場合のみ記入)」にはフィンランドの私の個人番号を記入
・「日本国内における居所」は住所がないので記入せず
・(国籍)には日本と記しましたが、、それに続く(入国年月日)、(在留期間)、(在留資格)の欄は何のことだかわからなかったので記入していません。
・次の「下記「4」の報酬・給与につき移住者として課税される国および納税地(*6)」の欄には、フィンランドで私が納税している納税地として「Helsinki, Finland」、そしてVero(フィンランドの税務署)から与えられている納税者番号を記載しました。
・次の「自由職業者、芸能人または運動家の場合(短期滞在者に該当するものを除く。):日本国内の恒久的施設または固定的施設の状況」

参考までに画像も。空欄にしている「短期滞在者の場合:以前に日本に滞在したことの有無および在留~」は日本国外の人向けの質問かと思われたので回答していません。


参考:

Vero Elimination of double taxation — receipts of foreign-sourced income by Finnish-resident individuals

houko.com 所得に対する租税に関する二重課税の回避及び脱税の防止のための日本国とフィンランド共和国との間の条約

FINLEX Asetus Asetus Japanin kanssa tulon kaksinkertaisen verotuksen ja veron kiertämisen estämiseksi tehdyn sopimuksen voimaansaattamisesta.


(abcxyz)

2017年7月1日土曜日

ヘルシンキ中央駅広場、何も悪いことしてないのに難民デモも撤去



先日、ヘルシンキ中央駅広場から反移民・ナショナリスト団体Suomi Ensinのデモテントが撤去されました。しかし、同じく中央駅広場にあった難民らによる「Oikeus Elää」(生きる権利)デモのテントも本日撤去されてしまいました。

難民らによるデモテントはデモのルールに従っており、特に何か悪いことをしたために撤去されたというわけではなく、Suomi Ensinによる報復の可能性などがあるため、警察が安全を考慮して撤去を指示したようです。


[via YLE]

(abcxyz)