これからは日本のパスポートでもフィンランドの自動出入境ゲートが使えるようになるとHelsingin Sanomatが伝えています。
(私自身知らなかったのですが)フィンランドでは2012年から、日本のパスポートを持っている人は出国の際に自動出国ゲートを使うことが出来ました。これは、バイオメトリック・パスポートのパスポートに付いているICチップ(パスポートの真ん中ほどにある硬いページ)を読み取るゲートを通ることで、パスポート審査官の所まで行くなかなか進まない長い列に並ばなくてもいいというもの。これまでのところ自動出国ゲートを使う日本国籍の人は全体の40%ほど居たそうです。自動出国ゲートを使えるのは日本人だけでなく、EU圏外では韓国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのパスポートを持つ人も使えるようです。
でもこれからは嬉しい事に入国時に自動入国ゲートが使えるようになるそうです。これまでこの自動入国ゲートは、EUか、EEA(欧州経済領域)か、スイスのパスポートを持つ人しか使えませんでした。
これでパスポート審査官に滞在日数を聞かれ、素直に89日間滞在予定ですと答えて「おい、なんでシェンゲン条約ぎりぎりの日数滞在するんだ。ちょっと別室に来給え」なんて言われることもないわけですね(笑)。フィンランドのパスポート審査官さんたちは怖そうだけど真面目で親切な人たちばかりだったので自動出入国ゲートを使うと会えなくなるのが寂しくもありますが。
きっと自動入国ゲートが使えるようになったのは、日本からの旅行者の多さ(ツアーで来られる人でゲートが詰まってしまう)もあるのでしょうが、両国のいい関係と、そしてフィンランドに滞在する日本国民のマナーの良さ(犯罪をしないとか、不法滞在をしないとか)があってのことでしょう。国と国との関係だけでなく、互いの国を訪れた人々が築いてきた両国間の信頼を、これからも大切にしたいですね!
Japanilaiset voivat jatkossa tulla automaatin läpi Suomeen [via HS]
(abcxyz)
0 件のコメント:
コメントを投稿