フィンランドでは肉の代わりとなるタンパク源が注目されています。そんな中、フィンランド国内の素材で作られた「プルドポーク」(Pulled Pork)ならぬ「Pulled Oat」こと「Nyhtökaura」が人気を集めています。
今年フィンランドで研究開発された新商品です。肉の代わりのタンパク源としては大豆や、大豆でできた大豆肉も注目を浴びていますが、暖かい国でなければ生産できない大豆と違い、フィンランド国内で生産できるソラマメ(härkäpapu)とオート(もしくはエンバク kaura)を主材料として作られているのも大きなポイントです。
「大豆アレルギーがあるとベジタリアンになるのは難しい」とよく言われるそうですが、このNyhtökauraは大豆も小麦も使っていないため、大豆アレルギーや小麦アレルギーの人でも食べられるのもうれしい点。
Nyhtökauraはフィンランドで大きな注目を集め、お店に行っても「土曜の朝入荷してその日のうちになくなる」というほど。珍しいことに「一家族につき一つのみしか買っちゃダメ」(1/Talous)なんて手書きのサインも。
今回運よく購入できたのはNyhtökauraの「Naked」(裸)味。ちょっと塩味がついているだけのもので、ほかにもしょうが味とトマト味のNyhtökauraも(お店には見当たりませんでしたが)存在するよう。
こちらがパッケージを開けたところ。生のまま食べることもできます。
こんな風にどんぶりにして食べてみたところ、肉のスジっぽい感じの食感もあり、肉だと言われてもあまり違和感がないかも。
100gあたりの栄養は:
エネルギー 204kcal
脂肪 4.9g
タンパク質 31.2g
などとなっています。パッケージには「Oat & bean based protein food」(オートとソラマメがベースのタンパク質食品)なんて書いてありますが、オーストリアの会社LivinFarmsによるミールワームはといえば100gあたり:
カロリー 500kcal
タンパク質 45.1g
なので虫食の方が断然タンパク源として優れています。「虫食?なにそれ?」という方や虫食の詳細/感想が知りたい方は「虫食は地球を救う。LivinFarmsのプロジェクト出資特典の虫を食べてみた。芋虫恐怖症だけど普通に食べれた。(動画あり)」の投稿をお読みください。
(abcxyz)
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