2013年9月29日日曜日

フィンランドの物の値段:ビールのレモンソーダ割り / Foster's Radler 0.5L

1836年創業のフィンランドの飲料品メーカー、Hartwall。JaffaやPommacでも有名ですが、元々はラップランドで作られていたラガービールLapin Kultaや、Karjalaなどのビールも作っています。Hartwallは2008年からはオランダのHeineken(ハイネケン)傘下になっています。

フィンランドではPepsiや7UP、Mountain Dewなどのペプシ系列の製造販売も行っているHartwall。そんなHartwallはオーストラリアのラガービール会社、Foster'sのフィンランドでの販売元でもあります。

今回買ったのは、Foster'sビールをレモンソーダで割った商品「Foster's Radler 0.5L」です。アルコール度数は2%です。





さて、気になるお値段は…?

1.85ユーロ、現在の日本円換算で約246円でした。(1ユーロ約133円)

また、空き缶は食料品店などに設置されている回収機に入れると、0.15ユーロ約20円分のお店で使える割引券となって帰ってきます。ただ、街なかでは飲む場合には飲んだ後の缶は目立つところに放置するのが一般的なようです。これは、空き缶回収で生計を立てている人や、小遣い稼ぎに空き缶回収をしている人が居るためですが、その他のゴミのポイ捨てを助長している面もあるんじゃないかと思っちゃいます。

早朝道路を清掃する業者とかは居るようですが、「ポイ捨てがあるから業者が必要なんじゃないか」とか「でもポイ捨てするから雇用が生まれるのか」、「でも雇ってるのは行政じゃないかな=税金で賄われているのかな」なんて思ったりも。フィンランドでは学校でも生徒による掃除の時間がなく、業者が学校を清掃するとのこと。まあ、日本のように生徒が学校を綺麗にする習慣があるからってポイ捨てが無くなるわけではありませんが、日本を訪れるフィンランド人が「日本はポイ捨てが少なくて道が綺麗」という感想を持つということだけは明記しておきましょうか。

ちなみに、HartwallはどうやらLong Drink(ロングドリンク)をフィンランドに紹介したのもこの会社だそうです。ヘルシンキで開催された1952年の夏のオリンピックに訪れた海外からのお客さんの口にあうよう、また、バーで出す際にそのまま出せるように、すでにミックスしてあるドリンクを開発。グレープフルーツソーダをベースにした、ジン商品を出したのが始まりなんだそうです。なお、Long Drinkは口語では「Lonkero」と呼ばれていますが、「Lonkero」という言葉には英語で「Tentacle」、「触手」という意味もあります…。

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