日本からは、フィンランドの教育や社会福祉ばかりに注目が集まり、フィンランドに「理想郷」的なイメージを持たれている方も多いかもしれません。でもフィンランドは一人あたりのアルコールの消費量も多く、アルコール関連の問題もたくさんあります。
そんな中で、子供を持つアルコール中毒者の胸にグサリと突き刺さるであろうCMが公開されました。「The Orphanage」(孤児院)と題されたこのCMでは、幼い姉と弟が様々な「両親」をウィンドウショッピングするかのように見て回るものの、最終的には酔って喧嘩ばかりしている自分たちの両親の待つ現実に引き戻されるというものです。
最後には「子供は親を選べない。でも、もしそうできたら?」と問いかけるこの動画、皆さんはどう思われたでしょうか?
「Fragile Childhood」(脆い子供時代)というキャンペーンの一環として作られたこの動画は、9月の公開以来30万回以上再生され、なんとアメリカの俳優アシュトン・カッチャーの目にも留まり、自身のFacebookページでシェアされているようです。
実際に私のフィンランドの友達の中にもアルコールを飲んでは酔っぱらい、夜中まで大声で喧嘩ばかりしている両親を持つ人を何人か見てきました。自ら心当たりのある方はこれを機にアルコール問題を取り扱う機関などに連絡してみるのもいいかもしれません。
Uutta suomalaista viinavalistusvideota ylistetään maailmalla – Hollywood-tähtikin kehui [NYT]
(abcxyz)
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