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2017年4月24日月曜日

ヘルシンキ中心に新しくできた寿司屋さんが失敗だった件。美味しいのが食べたかったらMakkarataloのHankoに行こう



ヘルシンキ中心部、中央駅からもすぐそばの、SokosとKamppiの間に挟まれたLasipalatsiに新しい寿司屋「Haiku」というのができていたので行ってみた。




(そもそもダルマの両目とも白目な時点で違和感を感じるべきだった…)

ビュッフェがメインのような雰囲気だが、持ち帰りや、個別メニューの注文もできる。




店内の雰囲気は良く、日が当たるととても爽やかな感じの空間になる。この店にはそれ以外にこれと言って良い点はない。




皿には魚の絵が描いてあって可愛い。黒いのは多分着色されたトビウオの卵(とびこ)。中華料理屋の寿司ではよくカラフルなとびこが乗った寿司が出る。

寿司の味は、サーモンは美味しいものの(どこに行ってもサーモンは大概美味しい)、米は固めで、日本米ではない。この程度の寿司ならどの中華料理屋/「アジア料理屋」に行っても出てくるレベルのもの。フィンランドの寿司クオリティーからすれば「平凡」レベル。

別に日本人がやっていないと美味しい寿司はできないとか、そんな人種差別的なことは思わないが、「寿司=生魚が米の上に乗ったもの」というレベルの寿司概念を元に寿司を売っている店が多いのは事実だし、「寿司職人」というプロフェッションがフィンランドに存在しない(であろう)のもまた事実だろう。そんな中で、立地条件の良さも相まってか価格設定の高いこの店が生き残ることは無理だろうな。このHaikuができる前にも同じ場所にItamae Sushiという寿司屋があったが、あれもそこまで評判は良くなかった。

しかし、寿司ビュッフェの価格がランチタイム(11時から15時)で9.90ユーロなのは許容できるが、私達が行った金曜午後6時には18ユーロと馬鹿に高い。平凡な中華料理屋のビュッフェに含まれる寿司と同じクオリティなのに、中華料理は食べられない、その上、水や味噌汁はあるが、ビュッフェに欠かせないコーヒーやお茶もない!まさかここフィンランドのビュッフェでコーヒーすらないのには閉口、非常に損した気分になった。

行くことはおすすめしないが、もしヘルシンキ中心付近で寿司が食べたくなったら、ビュッフェではないものの断然クオリティーの高いCity-Center(別名Makkaratalo)内のHanko Sushiに行くことをお薦めする。このショッピングセンターCityCenter(ヘルシンキ中央駅、石でできたおかっぱの像が立っている側の出口の道路を挟んで反対側の建物)内のHanko Sushiには、日本人のシェフが働いており、そこで働く人々にちゃんとした寿司教育をしているようで、美味しい寿司を食べることができる。






(abcxyz)

2017年2月14日火曜日

ヘルシンキがぎっしり詰まった一冊『The Helsinki Book』をご紹介!



ヘルシンキにスープ専門レストラン「Qulma」を持つMarc Aulénさん(下写真)。日本の旅行本などにもお店が紹介されているようで、お店に日本からの観光客が見えることもしばしば。もうしかしたらご存じの方も多いかもしれません。彼はレストランを持っているだけにとどまらず、レシピ本『Sopat!』を出版、バンドで歌うなど、非常に精力的に活躍されている方。





そんな彼が新たに出版した本『The Helsinki Book』を頂いたのでご紹介!長年ヘルシンキに住む彼が、ヘルシンキに来る人に教えたいコト、紹介したい場所の数々が、Jaeseong Parkさんによる美しい写真でたっぷり紹介されている本です。

(当ブログでもQulmaについては「Qulma x ミシュランシェフ の期間限定タパス「Q-Tapas」に招待された」の記事で紹介しています。)




本書は、まずはフィンランドの紹介から始まります。フィンランドとはどんなところか、その一風変わった文化やフィンランド人の特徴の紹介から、おもしろい行事、世界に知られるフィンランドのブランド、音楽界、スポーツ界の有名人の紹介までが、ざっと紹介されています。F1ドライバーのバルテリ・ボッタスや、パワーメタルバンドのストラトヴァリウス、ロックバンドのサンライズ・アベニューら、有名人らによる直筆のヘルシンキでのオススメの過ごし方が読めるのも嬉しいところ。

また、晩年のトーベ・ヤンソンがMarcに宛てた手紙(その現物はQulmaに行けば見ることができる)も紹介されています。フィンランド紹介の章の後には、Marcが故郷と呼ぶヘルシンキの紹介。ヘルシンキの良いところだけではなく、ヘルシンキの嫌なところも紹介されているのは一般的な旅行本と違って面白いかも。





お薦めの飲食店は、レストラン、カフェ、飲み屋など、タイプに合わせて紹介されています。おニューでお洒落なところばかりではなく、昔からあるMarcさん行きつけのところや、Marcさんが友達から紹介されたところばかり。主にそれぞれの店での自らの経験を元に書かれています。自分でもレストランを持っている人がこうやって他のレストランを紹介しているだけあって、隠れた美味しい店がわかるかもしれませんね。

ゲイバーやLGBTナイトクラブなども紹介されているのも普通の旅行本にはないポイント。でもそれらは写真もなく、Marcさん本人も行ったことがないというのはちょっと紹介しているのに無責任な気もしますけどね。(同性愛者ではない私ですらゲイナイトクラブDTMに行ったことあるのに。)

歴史あるレストランの成り立ち、移転した理由や、店内撮影禁止の有名店「Sea Horse」の貴重な店内写真も。それぞれの文章は短いので英語の長文を読むのが苦手な人でも大丈夫。





もちろん、フィンランドと言えば欠かせないサウナに入れる場所も紹介されています。観光に飽きたらひとっ走りしたい?そんな方のためにヘルシンキの距離別のランニングコースも紹介されています。他にも、音楽フェスティバル、カラオケバーなどなど、多種多様な内容が載っています。

季節の食材や伝統料理の項目は、他のページよりも文量が多くて、食に対するMarcさんの気の入りようが伝わってきます。そして最後には料理人Marcさん直伝のレシピも!





フィンランド旅行に行く人はもちろん、ヘルシンキにこれから滞在するという方、そして、もうすでにヘルシンキ在住の方にとってもお勧めできる一冊です!


TheHelsinkiBook.com

Instagram photos taken from The Helsinki Book

(abcxyz)