前回の記事「男女「平等」の国フィンランドのテキスタイルブランド、Finlaysonが女性限定17%オフ・・・その意図とは?」の続報です。このセールの詳細に関しては前回の記事をご参考して戴きたいのですが、結局Finlaysonのキャンペーンに対して行政はダメ出ししたよう。これに対してFinlaysonは:
皆さんのフィードバックやディスカッションに感謝しています、平等に至るまでにはまだやらなければいけないことがあるということが明らかになりました。行政の要請により、このキャンペーンの実施内容を変更しますが、キャンペーンの精神は同じままです。
と同社Facebookページで述べています。行政の要請によりFinlaysonのセールの価格の面では男女平等が実現されたものの、男女賃金格差は未だ実際に存在する問題。
男女賃金格差が残る中でこのキャンペーンにおける男女格差に行政が口を出したことは、ある意味皮肉的です。実際に男女賃金格差への人々の関心を引くという面ではこのキャンペーンは成功したと言えるでしょうが、格差の是正を実現するにはもっと人々の認識が必要で、もしくは格差の理由をより明確にする必要があるでしょう、そのためにも人々がこの問題をより認知することが必要でしょう。
また、前回の記事を執筆した時点ではセールの日程が明確になっていませんでしたが、セールの日程は9月1日から9月10日までと発表されています。
Image: Facebook
Source: Facebook
(abcxyz)
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