2018年2月28日水曜日

北欧コミックが好きな人に朗報、ヘルシンキを舞台にした世紀末コミック『D'Moleyk – The Mole Age』が予約受付中(セリフがないからフィン語わからなくても楽しめる!)

今回は、フィンランドのコミックアーティストMiha Rinne(ミハ・リンネ)さんのヘルシンキを舞台にした最新コミック『D'Moleyk – The Mole Age』をご紹介します。




(ヘルシンキ中央駅を背景にソコス、3人の鍛冶屋、そしてストックマン…一体この地に何が起こったのか…)

まだKotaku Japanというウェブメディアが存在した2013年、ヘルシンキのコミックフェスティバル「Helsingin Sarjakuvafestivaalit」で取材したコミックアーティストのMiha Rinneさんから、最近になり連絡がありました。その当時からインタビューで話にでていたコミックが完成ついに完成!それが『D'Moleyk – The Mole Age』です。

実はこのコミック、作られだしたのはもっと昔で、完成まで20年を費やしたという大作です。実はRinneさんはフルタイムでゲーム会社に勤めており、毎週日曜日に8時間かけて1ページこのコミックを描き進めていた時期があったのです。




(実はヘルシンキの地下には広大な地下空間がある、というのはあまり知られないホントの話。有事には軍隊がここを使うんだそうです。)

ストーリーとしては、フィンランドの首都ヘルシンキを舞台としたもので、謎の生物が襲来し人々が死んだ中、少女と犬のような生き物の冒険を描きます。




Screenshot taken from Turun Sarjakuva Kauppa

ヘルシンキを訪れたことのある方なら、表紙に映るヘルシンキ中央駅(Citycenter/Makkaratalo側から見た景色)も懐かしいはず。この街を舞台にどんな冒険が繰り広げられるのでしょうか?




販売は3月21日から、予約購入はフィンランド最大のコミックストア、Turun Sarjakuvakauppaから。もちろん日本へも発送してくれます。なお同ストアでは今月初め『D’Moleyk – The Mole Age』がベストセラー1位に輝いています。




なおKotaku Japan向けに執筆したインタビューはもう読むことができませんが、Rinneさんが執筆した別のコミック「Bitwisards - nuoret gurut kyberavaruudesta」(仮訳:「ビットウィザーズ - サイバースペースの若きカリスマたち」こちらもTrun Sarjakuvakauppaから購入可能)がフィンランドの国営放送YLEでテレビシリーズになった際にはFUZE.djでRinneさんとテレビシリーズの監督Jarno Elonenさんのインタビュー記事「90年代の郷愁に満ちたゲーム業界を描くフィンランド人クリエイターたちが語る、時代の再発見と楽しみ方」を執筆していますので興味のある方はぜひご一読を。


Image courtesy of Miha Rinne

(abcxyz)

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